現在の最強コンポーサーの1人、ミシェルの3作目。前作、前々作と打って変わって、メロディが主体でとてもスロー。センスの良いファンクリフを期待したファンには肩透かしながら、作品の奥行きは素晴らしい。全体的にベッドタイムミュージックといった感じ。
タイトルどうり、ビターな静けさが心地よい。ジョニ・ミッチェル辺りの作風に似ている。
ジミヘンドリックスのカバーも収録されているが、それもやはりバラード。所謂ブラックなグルーヴを期待しなければ傑作であると思う。
実際には賛否両論あるアルバムなので、その辺を押さえて置きたい。