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自殺サークル (Fx COMICS)

価格: ¥1,000
カテゴリ: コミック
ブランド: 太田出版
Amazon.co.jpで確認
映画版とは全然違う ★★★☆☆
2002年春に発刊されたものの復刻。
装丁は、どちらかというと以前のものの方が
配色が明るいぶん、かえって不気味で好きでした。
新世紀を迎えど、なんとなく世紀末の陰鬱な気分を引きずった
当時の世相がよく反映されたキャッチーなタイトル、題材には
目を引かれるのだけれど、やはりこうした企画モノが免れない
一発ネタ的な印象は異能な作家の筆を持ってしても拭えず。

こういうタイトルですでにピンと来る方や、
作家自身のファンの方にならオススメできます。
オカルトホラー。映画と違い出来がよい。 ★★★★★
あの評判の悪い映画の原作かと思ったら全然違った。

この漫画は、映画版をあとから漫画化したもので、内容は映画版の基本設定だけを踏襲した全くの別物になってるらしい。

散々な評判の映画からは考えられないほど、面白い内容だった。

オカルトホラーといった感じで、理由のわからない不気味な力が少女達を翻弄する。それは、デイヴィッド・リンチが『ツインピークス』で描いた悪夢を連想させる。

『少年少女漂流記』や『ハピネス』などに比べると、全体的に不気味な雰囲気で、氏の他の作品でもあまり見られない個性的な作風だと思う。
買いです。 ★★★★☆
こういった作品に接したとき、よくリアリティについて考えたりします。個人的な好みに終始することの功罪がちらついたりもしますが、あまりリアリティ(その定義はすこし置いておきますが)というものから乖離した作品はとりわけこういったテーマを扱った作品においては重要だと思うのです。その点から鑑みたとき、この作品の持つ不思議さが浮き彫りになるような気がします。閉塞した社会のなかでさらに閉塞して生きざるを得ない十代の女の子の危うさや脆さ、もちろん視点として失えないところですが、それよりもうひとつ大きな枠からこの作品を見ればまた違った表情を見せるのではないかと思います。
思春期の少女の持つ危うさ ★★★★★
学校という閉鎖的な組織の中では、思春期の少女達が気付いてしまったことへの不安を増大させてしまう。世界を憎んだ時、頼れるものは最早絶対的なる崇拝の対称、宗教しかないのです。自分の躰を傷つけるのは、無理矢理強さを強いられる為、曖昧な自分という存在を確認する為。そして救いを求めている証でもあります。
誰しも物事の向こう側にあるものを教えて貰えないのに、膨大な情報だけが垂れ流しのこの時代に、これを描くということに意味は確かにあると思われます。自分がもし中高生の時に此れを読めていれば、少しは人生も変わっていたりするのかもしれない。ただのオカルトと片付けてしまうのか、行き場の無い哀しみと孤独感への救いと取るのかは読む者の感性によります。不安定な時期の人間というのはまだ純粋なのです。無知で、あらゆることに敏感で影響を受けやすく、何かに頼ってしまうものなのです。足りない何かを埋める為に。
★★★☆☆
 このマンガはあの「自殺サークル」という映画のマンガ化。だが、内容はかなりオリジナルらしいので、映画を見た人も見てない人もいけるらしい。ちなみに僕は見てない。
 帯にこれは純文学だ! と書かれていますが、純文学ではありません。映画のほうも「何を言いたいのかわからない!」という相変わらず勘違いな評価を受けている(いや、べつにおもしろそうではないけど)が、このマンガも悪い意味で勘違いされている。普通の表現でないことは認める。それは純文学的ではあるけれど、決して純文学ではない。
 にしても、問題はこれがオカルトホラーだということだ。後半から途端につまんなくなるが、「リング」系のホラーにつながってしまうのが問題。オチもわかる。ただ、最後のほうの主役ふたりの会話と演出は秀逸。
「あなたはあなたと関係していますか?」というキーワードもよい。