突然奈落の底に落ちる話
★★★★☆
一見たわいのないような話から始まり
突然急展開する話が
多いように思えます。
ミステリーがベースですが
バイオレンスや
サスペンス風味も少なくない
容赦ない冷酷さに背筋が寒くなることもあれば
取り返しのつかない出来事に
やるせない思いを抱いたり 、、、
こういう世界が味わえるのも
小説ならでは、なのかもしれませんね。
スカダーの短編が読めます!!
★★★★☆
捻りが効いた話で、面白いといえば面白いのかもしれないのですが、何か殺伐として後味の良くないものを感じながら読み進んでいったところ、やっぱりスカダーものが出てきてホッとしたというか良かったです。ミステリ風の「ブチャーとのデート」(解説によると長編「慈悲深い死」の原型となった短編だとか)、何てことのない「夜と音楽と」(なんとなく嬉しくなる作品です)などの4編、実に多彩で楽しめる。他10篇の中では、中編といっていい長さの「情欲について話せば」が読ませます。
さすがです
★★★★★
ブロックを「ハードボイルド作家」だけとは思っていなかったが
今回のこれを読んで、あらためてそのストライクゾーンの広さを感じた。
前に出ていた3冊の短篇集でも、そう思っていたのだが。
お気に入りは野球ものの「ほぼパーフェクト」ですね。