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Googleの正体 (マイコミ新書)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 毎日コミュニケーションズ
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まさにグーグルの正体が分かる ★★★★☆
現在のグーグル、これからのグーグルの展望、それに対して私たち消費者に対して与える影響が詳しくかつ比喩を交えながら分かりやすく書かれており、グーグルの入門書にしては最適である。最終的には、私たちの今後を考える上でもグーグルをウォッチングすることが必要であると著者はまとめている。

グーグルは営利団体でありながら、色々なサービスを無料で提供している企業であり、一般の目からすると奇怪に映るかもしれない。しかしそれは、グーグルの経営理念であったり、新しい市場を開拓するなどの正当な理由があると本書では触れられている。他にもグーグルの中国での検閲や著作権問題についても触れられおり、それはグーグルの経営理念と企業利益追求の間で矛盾が生じたことについても言及されている。
このように一見、グーグルは何を企んでいるのか理解しがたいが、本書を一読してもらえば、正体がつかめるのではないかと思います。
参考になりますが、ちょっと先走りすぎかも ★★★☆☆
ITジャーナリストという肩書きを持って雑誌記事や新書などを書く人たちの情報整理力に感心します。

多分この人たちは、専門家として調査したり意見を述べたりしていますが、実際にUNIXサーバや、TCP/IPの振る舞いについて技術的に殆ど知らないと思うのです。
なのに提供しているサービスの種類や作動原理、市場経済とのバランス、優位性、将来の展開など、私など全く知らない、もしくは想像の及ばないところまで調査・論説を述べ、ある一定の信用と共感を与える技術はとても評価します。

でも、ちょっと先走り過ぎかもと思うことは無いではありません。

著者は読者が知らない、知りえない情報を整理して紹介してくれる技術はとても参考になり勉強になりますが、それだけじゃ足りないんじゃないの?と思います。
オープンソースソフトウェアの歴史や他のインターネット企業の取り組み、アルゴリズムやネットワーク技術などを少し勉強すれば、著者の警告する未来には絶対にならないと思うのです。

刊行された時期からしばらくたっての書評は「後だしじゃんけん」のような物かも知れませんが、参考になることは間違いありません。


googleって何で儲かってるの?全部タダで使えるじゃん。 ★★★★★
「googleって何で儲かってるの?全部タダで使えるじゃん。」と疑問に感じた人の、答えを知るためには最適の一冊と言える。また、YouTubeやGoogleAppsなどの様々なサービス、AndroidやクロームOSなどのプラットフォームを次々と打ち出す狙い(しかも無料で)を理解する手助けになるだろう。

Google検索を使うユーザー(広告収入)を増やすために、便利なサービスを提供するだけでなく、パソコンや携帯端末を使うユーザ数そのものを増やしてしまおうと考える、Googleのスケールの大きに衝撃を受けたのと同時に、OSやサービスを提供してお金を儲けようとする会社は、どうやったら太刀打できるのかと考えさせられる一冊でもある。
Googleとは何か? ★★★★★
日本ではあまりGoogleという会社は知られていなかった。
最近徐々にではあるが、GoogleMapのストリートビューやAndroid携帯などによってGoogleは認知され始めている。

Googleは元は検索エンジンのみを提供する会社であった。
7月末、Yahoo!JAPANが検索において検索エンジンと検索連動型広告システムについてGoogleのシステムを採用することを決定した。
そこで初めてGoogleという会社を目にした方もいるかもしれない。
しかし、Googleはそれ以外にもGmailや画像検索などサービスを非常に多岐に渡って展開している。
すべて無料で、だ。

サービスは多岐にわたっているが、Googleは検索エンジンだけで莫大な利益を上げている。
では、なぜ莫大な利益を上げている検索エンジンに留まらず、精力的にサービスを展開しているのか。

その答えは本書のなかにある。
隣りは何をする人ぞ ★★★★☆
隣りは何をする人ぞ

タイトル通り、Googleについて考察する本。
以下、めんどくさいのでGと省略。

もはや、生活には欠かせない存在にまで成長してしまったG。
その成り立ちから、私たちの未来との関係についてまで
幅広く論じられていて、
「空気みたいに当たり前に存在するけど、そう言えばGって何?」
と考えてみたくなったとき(どんなときだよ!)に最適な一冊。

この本を読んで一番感じたのは、Gの行動は、
G内部の人間(もっと言えば創始者)の心と直結しているということ。

それゆえに無軌道で、優しくて恐ろしいものになりえてしまう。

だから、その存在についてもっと考えようと言うのが著者の主張。
確かに、考える契機にはなりました。

読んでからの一言
もはや我らは胃の中の・・・