数少ない作家さん買いです。あまりコミックを買わないので。

富士山さんの作品のキャラクターって、
心と行動にタイムラグがあるキャラが多いような気がして
（衝動的に、とか心が急いても動けない、とかいろいろ）
それがもどかしかったり、急展開にドキッとしたり。
人間をリアルに描いていて。

この作品もそうですね。
違和感なく世界に引き込まれました。

純情よりちょっとだけ大人な物語？

これもドラマ化したら…キャストによっては買います。
うん。

新刊が出れば買ってしまう作家さんの一人です。
今回のお話も、ひょう太先生独特ですね。

登場人物は
自分の店を開店したばかりのシェフ「天景」と
その開店のプレオープンの際に、ひょっこり現れた
謎の美人（男だけど）「凪紗」

凪紗の仕事は、中盤でわかりますが
そこで最初の凪紗の天景へのからみがわかります。

前半は、天景が凪紗の行動に気持ちを少しずつかき乱されて行く様が
とってもテンぽよく。
後半は、天景が自分の気持ちを認識して、今度は凪紗の方が
ドキマギし始める。

この凪紗の反応が、なんだかすごく可愛い。
それを、天景のツボを更に押してくるという…。
男でも、好きになってしまえば「可愛い…」と思わず
萌えてしまうなんてとこがイイです（笑

1巻では、まず気持ちに気づき「さぁ、どうする？」…という
まだ始まったばかりという段階ですが
次の展開がすごく楽しみな気分で終わりました。

最後に凪紗視点でのお話も、ちょこっとあります。

ゆっくりなペースでお話が進んで行くという感じかな…という予想ですが
後半の天景の行動を見ると、予想を裏切ってくれるかもしれませんね。

イタリアンシェフ渚天景(たかかげ)と若手陶芸家古賀凪紗のお話。


天然で美人な凪紗に最初は引きぎみの天景でしたが、自分の気持ちに気づいてからは意外と積極的!
ギャップがいいです!


凪紗は最初はあんな思わせぶりな行動してたのに、無自覚だったとは…!
まだ話はキス止まりなので、どんな風に展開していくのか次巻が楽しみです。

富士山先生の新シリーズ!私は『純情』よりもこちらの方が好きかも。

ノンケだけどこの人だけは特別――。

イタリアンシェフの攻は料理してる姿と、制服姿がかっこいい!!本当に!!
陶芸作家の受ちゃんは、美術系特有の(?)ちょっと人とズレてる感がよく出てます(笑)天然?かわいいです。
私としては、受のほうが攻を大好きで…という展開を期待してたのですが…。先の読めない面白さがありますね!今回はキス止まりで、はやく次が読みたいです!!
富士山先生、最近急に絵が進化した?と思ったのですが、独特のふわふわ感が増した気がします!かわいいです!かわいい絵・お話がすきな方、オススメです!

富士山作品で「純情」が好きならこの作品も好きになると思います。おススメです。

自分の店を開いたシェフの天景と、彼が店を開くときに集めた和食器の作り手だった凪紗。
凪紗は天景の存在を知っていて店に通い、そんな凪紗を天景はいつの間にか気にするようになる。

この一巻では大した進展はありません。二人がお互いを少しずつ探っている段階。
最初は凪紗の怪しさ？に引け腰だった天景がいつの間にか積極的になっているのも展開が速くて面白いし、逆に最初は意味不明な押しがあった凪紗は途中から思いっきり天然ボケに様変わりして、幼くなっているのもまあツボ付き萌え。
そのちょっともじもじしすぎな性格にいらっとする読者さんだと、ゆっくりめな展開に飽きてしまうかも。

後ろにちょこっと描き下ろしで凪紗が天景の店に行くきっかけの部分が描かれています。
本編の補完なのですがそこにこそ凪紗の天景に対する気持ちのベースが表現されているようで、何気に見逃してはならないシーンや表情がつまっています。