キャラは可愛いしギャグも面白い!
★★★★★
文武両道・才色兼備な生徒会長・マキの秘密を知ってしまったちょい悪少女・リコ。
先生方や他の生徒の目を盗んでやっていたのは…どこかピントのズレた恋のレッスン!
なし崩し的にそれに付き合わされるハメになったリコは…。
一見美少女なマキの壊れっぷりもいいし、ワイルド系だけどけっこう乙女なリコと、最初は悪役として出てきたけど弱いところもいっぱいあるエノがすっごく可愛いです。
ギャグもいちいち面白いし。
あ、宮原先生の他作品と同一世界なので、いろいろクロスオーバーがあるのも面白いところ。
昔私も生徒会やってたこともあって、むちゃくちゃ思い入れある作品です。
続きも楽しみにしてます。
女子中学生の漫才4コマ
★★★★★
恋に恋する可愛らしい女の子たちが、学園を舞台に恋愛マスターを目指す、妄想が暴走気味のギャグ4コマ漫画です。
著者の作風の特徴である、ボケとツッコミの要素が強烈に出ていました。
本来4コマは起承転結だけでネタを作れるので、
ボケやツッコミという概念はなくても成立するのですが、
この著者はあえてそれを入れています。
それが抜群に効果をあげており、芸として確立されているのだからすごい。
笑う所がはっきりとわかり、コマにメリハリが生まれている、「漫才みたいな4コマ漫画」です。
こういう、きっちり笑いを取りにきている姿勢が好き。
そして4コマをつなげてストーリーを展開する手法も、いつもながらお見事。
4コマが好きならぜひ読んでおいてもらいたい一冊です。
素直に笑いたいならオススメ
★★★★☆
ギャグ度で言うと、宮原さんの単行本化されている3作でNo.1だと思います。
1番ストレートに笑える作品じゃないかなぁ、と。
一方で、リコとマキ、エノとサヨの友情物語展開には、時にほろりと来るものがあります。
個人的には、エノとサヨの友情関係の方がぐっと来ますね、2人ともちょっとクセがあり、
素直でない一面がありますが、要所要所で互いを大事に思っているのがわかります
(個々のキャラとしてはリコやマキの方が好きなんですが、関係性としてはエノとサヨの方が
好きです)。
1点減点したのは、個人的好みで、宮原さんの作品にある「身につまされ感」が薄い点。
その分、ストレートに笑えるというのはあるんですが、私はこの方の作品の味として、
笑いの中にも時にぐさっと来る身につまされる感じがすごく好きなんですよね。
自分がよかれと行動していること、何気ない言動が、実際のところはどうなんだろう、って
見つめなおさせる容赦なさが、比較的少ない感じです(有能すぎるマキのエピソード辺りは
それに相当するかとは思いますが、作者の他作品に比べると控え目な印象です)。
その分、笑ってスッキリしたい方には大いにお勧めしたい作品です。
ラブ以前コメディ
★★★★★
恋に恋する乙女の妄想突っ走りっぷりと友情(少し)を描いたコメディ。
同じようなシチュエーションですが「妄想恋愛(ロマンティック)がとまらない」よりはアクが少なく微笑ましい感じです。妄想度はいい勝負ですが。
うなじ見せ,ハンカチ落とし,お姫様抱っこ,手つなぎなどなど,乙女のハートをくすぐるテーマが盛りだくさん(笑)おそらく「女子」だった人の方が楽しめるかと。
なんと言っても主人公2人のキャラがいいですが,サブキャラも程よくクセがあって面白いです。まだ1巻ですのでこれからに期待。
たぶん評価の分かれる話
★★★★☆
まじめに馬鹿をやっている感じの作品です。
思春期の、女の子の悶絶と言う感じは面白くて好きなのですが、展開が若干微妙な感じです。うまく言えないのですが、ちょっと黒です。
最後まで進めば良い感じなので、雑誌連載中のときに感じた気だるさは、コミックだと感じませんでした。
なので、評価は若干上がったのですが、それでもちょっと難しいかもしれません。
著者の別作品で言えば、ネネコさんの5話みたいな展開です。
著者のHPにおまけのページがあるので、購入後はへっぽころじーにいくべきです。
百合道白帯
★★★☆☆
4コマ。
お嬢様が多く通うことで有名な藤崎女子中学校。おだやかな学校生活に不真面目生徒のリコは退屈を感じていた。そんなある日、先生に頼まれ、「藤姫様」と呼ばれる美人生徒会長のマキに書類を届けることに。生徒会室の扉を開くとそこには抱き枕にキスするマキの姿。生徒の憧れの存在であるマキの秘密を知ってしまったリコは、なぜか恋の研究を手伝うことになり……。
宮原るりさんのモノクロ4コマです。女の子しか出ないので、友情百合と考えてもいいんですが、それを超える笑いがあります。「藤姫様」と呼ばれる優等生の凄まじいボケ、「ワイルドの君」と呼ばれる問題児の的確なツッコミ、個性豊かな登場人物、最高に笑えます!曲がり角での上手なぶつかり方、手のつなぎ方、魅力的なうなじの見せ方など、爆笑必至の恋レッスン。百合抜きでもかなりのオススメ作品です。書店で見かけたら、裏表紙を見てください。どんな漫画かわかると思います。それと、読むときはひとりのときがいいですよ。公共の場では危険です。
百合道白帯
★★★☆☆
4コマ。
お嬢様が多く通うことで有名な藤崎女子中学校。おだやかな学校生活に不真面目生徒のリコは退屈を感じていた。そんなある日、先生に頼まれ、「藤姫様」と呼ばれる美人生徒会長のマキに書類を届けることに。生徒会室の扉を開くとそこには抱き枕にキスするマキの姿。生徒の憧れの存在であるマキの秘密を知ってしまったリコは、なぜか恋の研究を手伝うことになり……。
宮原るりさんのモノクロ4コマです。女の子しか出ないので、友情百合と考えてもいいんですが、それを超える笑いがあります。「藤姫様」と呼ばれる優等生の凄まじいボケ、「ワイルドの君」と呼ばれる問題児の的確なツッコミ、個性豊かな登場人物、最高に笑えます!曲がり角での上手なぶつかり方、手のつなぎ方、魅力的なうなじの見せ方など、爆笑必至の恋レッスン。百合抜きでもかなりのオススメ作品です。書店で見かけたら、裏表紙を見てください。どんな漫画かわかると思います。それと、読むときはひとりのときがいいですよ。公共の場では危険です。
はらいそ本舗
★★★★★
恋愛にあこがれる無垢な人間から、恋愛の師匠として尊敬されてしまう恋愛下手な人間・・・。微妙な心理バランスを巧みなギャグタッチで描いた秀作です。ストーリーの構成やキャラクタの性格付け、画力、言語センスともに高水準です。物語背景は高校生の日常を描いた平凡なものですが、大人の感覚で読み込んでいくと、作者の人間観察力に驚かされます。