先日、某FMの80年代特集で「スザンヌ・ヴェガ」の「ルカ」が偶然流れていて
全く関係ないですが、何故かこのグループの「WHY ME?」が頭の中に流れてきて思わず買ってしまいました。
以前、LPは持っていたはずなんですが「WHY ME?」以外はほとんど印象無く...
久しぶりに聞きましたが、やっぱり「WHY ME?」は名曲です！
シンセとちょっと歪んだギターが独特の雰囲気で絡み合い
今のものにはない、聴き方によっては新しい？
＝時代は巡る的なやさしいアルバムです。

このアルバム、８０年代にヒットしたものの既にCDは廃盤で手に入らないかと思っていましたが、輸入盤で買う事ができてとってもラッキーでした。
名前からするとプロジェクトもののようですが、元レインボーのトニー・ケアリーのソロアルバムのようでもあります。彼はレインボーの「虹を翔る覇者」や「バビロンの城門」でキーボードを弾いていましたが、そういう先入観を持って聞くと見事に裏切られます。
シングルヒットした「Why Me?」を始め、ポップで洗練された楽曲が目白押し。
また重要なコレクションが一つ増えました。

１曲目からラストまで正に隙の全く無い完璧な流れ、哀メロの嵐！　捨て曲など全く無い素晴らしいアルバムです。僕は高校時代にカセットテープで購入した。ＣＤラストに収められているこのアルバムの中で僕のイチオシの1曲である哀愁ナンバー”ルビー”は当時なんとカセットテープのみのボーナストラック扱いでした。ＥＬＯ、トト、ジャーニー、スティックス、ボストン、カンサス等の産業ロック（敢えてこう括ります）好きの人はマストアイテムです。絶対損はさせません。

　アルバムジャケットやシングル「WHY ME?」のビデオクリップ、そしてこのアルバムのサウンドと不気味な印象の強いPLANET P PROJECTのデビュー作。　このアルバムの完成度はひじょうに高く、独自の世界観を漂わせております。シンセサウンドが得体の知れない浮遊感も生み出している不思議なアルバムです。
　7.Why Me?が最大の聴きどころだと思いますが、1.Staticの始まり方もいいです。11.Only You and Meはトニー・ケアリーではなく、デヴィット・トーマスなる人物が歌っております。それにしても7.Why Me?はイントロの始まり方からしても最高な曲です。

このプラネットＰプロジェクトはグループ名ではなく、ピーター・ホークという人物のプロジェクト名です。ちょうどアラン・パーソンズ・プロジェクトの様なものですね。ただ、全曲の作詞作曲、リード・ボーカル、キーボードをトニー・カーリーという人物が担当しており、このアルバムの重要な鍵を握っているようです。

このトニー・カーリーはこのプロジェクトに参加する前、なんとハードロックグループ、レインボーのキーボードだったそうです。（2期、3期）
このアルバムは83年に発表されたファーストアルバムで、ある程度売れたので知っている方も多いと思います。
宇宙を題材にしたコンセプトアルバムで、統一した雰囲気がアルバム十に流れています。

メロディーの美しさとトニー・カーリーの声が宇!!宙という題材にマッチしています。そして、聞き応えのあるドラマチックな曲が多いです。
サウンド・エフェクトや何十という歌声を重ね合わせたハーモニーなどレコーディングテクニックを駆使した、完ぺきなスタジオアルバムですが、ギターなどロック音楽の力強さも感じさせてくれます。