ロマン溢れる民俗学…
★★★★☆
~「山の神」について調べる必要があって、読んでみました。こんな「難しそうな本」など読んだ事がないので、読破出来ないかもな~、と思いましたが実際読むと意外と難解ではなく、安心しました(笑)遠野物語は昔話のような、怪談話のような、田舎の噂話のような、、、なのにリアルに当時の土地の人々の暮らしや精神世界が描かれています。読後「山人は今もい~~る!!」と山を見つめてしまうようになりました!?
、、、でも正直、読んでいる何日かは何故か夜怖くて眠れない事が…エンタ小説じゃあるまいし、私が変なのかもしれませんが、それだけリアル感があり、文体が研ぎすまされているって事であろう!と…幼少の頃でさえ怖いと思った事も無い河童や座敷童や山姥が怖いとは、我ながらびっくり。
他に興味深い~~論文もあり、著者の本をもっと読んでみたいと思いました。~