J.ゾーンのポップな側面が展開されたアルバムですが、グラインド・コア風味のアレを予想すると全く違う音が鳴っているので、びっくりするでしょう。

　このラウンジ感はシー・アンド・ケイクに近い気がするんだけど、金切り声がペイン・キラーな4曲目、マサダっぽい中東風味の後半曲等など、身に染み付いた殺気が隠し味になっているのはこの人の個性ですね。ポスト・ロックっぽい音で遊んでみたアルバムというのが僕の整理ですが、お洒落系カフェで田舎者相手に真正面から流しても、普通にサラっと受け入れられそうな仕上がりです。

　それにしても、色々やってくれる人ですねえ。

ジャケ買いしたのは認めます。ステッカー同封。
この音楽を表現する術をもたないので印象を羅列。

ハワイ/カクテル/夕日/妖精さん/みなも/けだるい

ゆったりとして、非常にゴキゲンである。