ドキュメンタリー映像や写真とは、全く違った味わいがあります。作者が、かの地に住む人々に寄せる思いの深さからでしょうか。なにげない日々を描きながら、読み終わると、ずしんと重いものをわたされた感じがします。また、この本が、爆撃前、95年の時点で出版されていたことを思うと、なんともやりきれなかったです。