インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

せかいいちうつくしいぼくの村 (えほんはともだち)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 大型本
ブランド: ポプラ社
Amazon.co.jpで確認
美しいからこそ残酷である。 ★★★★☆
アフガニスタンのとある村のお話。

戦争のことを考えさせてくれるお話ですが、悲惨な描写や戦闘の描写等は出て来ません。

美しい村に住む男の子が街へ出て、とれた果物を売りに行くっていうストーリー。

美しい世界が広がり、暖かい街があり、そこに笑顔があふれています。

戦争を思わせるのは、戦で足をなくした人に出会ったり、戦争に行ったお兄さんの話をするところ。

直接的に戦争の悲惨さをあらわした描写ではありませんし、この絵本の中に広がる世界からすると、そんなことは夢のようなものだとも思わされます。


ただ、この絵本の最後の言葉が思い。

この絵本の中の世界が美しくあるからこそ、絵本の最後の言葉が、平和でないこと、暴力で全てをなぎ倒すことの空しさ、哀しさ、居たたまれなさをあらわしています。



私がドイツの平和村で出会ったアフガンの子供達も、こんな美しいのどかな世界にいたのかなあ、それとも、生まれた時から、暴力と隣り合わせに過ごしてきたのか、、、、、なんてことを思うと、心が重くなりますが。
うつくしい、ということの意味 ★★★★★
「これ、アリなのか!」と思った。絵本ってすごい。最後のページを見たときの、驚き、そして哀しみがわすれられない。読んでいる時ではなく、思い出したときに涙が出た、初めての本です。

イスラムの国の、おそらく、そう遠い昔でもない、お話。うつくしい日常がほんとうに何気なく、暖かく、つづられる。少年の目線で一緒にワクワクドキドキするような感じ。そこまででも、充分、親子で、楽しめる。

作者には、すこし大人になってから、思い出して、考えて欲しいという意図があるのかもしれない、と思った。最後のページがなぜ「あの形」なのか。
戦争を子どもに伝えるならこういった本で ★★★★★
戦後60年も経つのに、
いざ戦争をあつかったよい絵本を探そうとすると、ない!
写真集ではなかなかいいものが最近でているけれど
読み聞かせに向くようなのがなくて困っていました。
この本は子どもが最初に戦争というものを理解するのに
ぴったりだという気がします。

小5の娘はこれを読み終わって一言
「むなし〜!!!」と叫びました。
もうずっぽり主人公の気持ちによりそっていたんですね。
はじめての市場のお手伝いで成功して、
村一番の素敵な羊を買ってかえって…って。
そして最後のページでショックを受けます。
本当に自分の大事なものがうばわれたような気がするのだと思います。

戦争は悲惨です、だけが前面にでている本だと
子どもはかわいそーだなー、なんだか怖いなー、とは思うけど
所詮他人事なんですね。
子どもの目線にそったこの本、とてもいいと思います。
どこにでもあったはずの幸せ ★★★★★
バグマン、という村の美しさ、人々の活気、果物の実り・・・そこにあるのは普通の人たちの日常。時折、戦争の影が見え隠れするけれど。主人公ヤモの姿、子羊が家族に加わったことの喜び、そんな思いを最後のページはすべて消してしまう。「村はせんそうではかいされ、いまはもう ありません」この言葉がずっしりと重く心に響く。戦争の恐ろしさを寒々と感じた。この本を子ども達はどうとらえるだろう。
テレビではわからないアフガニスタン ★★★★★
爆撃前にかの地を旅した藤原新也のエッセイには、
いかにアフガニスタンが美しかったか、そこに住む人々がいかに美しかったのかが、
語られていて、胸をかきたてられるものがあったのですが…。
まさに、この絵本は、そこに描かれていたようなアフガニスタンの小さな村が描かれています。
ゆったりと、子どもの目から描かれているので、

ドキュメンタリー映像や写真とは、全く違った味わいがあります。
作者が、かの地に住む人々に寄せる思いの深さからでしょうか。
なにげない日々を描きながら、読み終わると、ずしんと重いものをわたされた感じがします。
また、この本が、爆撃前、95年の時点で出版されていたことを思うと、なんともやりきれなかったです。