ウエストコーストのスーパーグループのデビュー作
★★★★★
元フライング・ブリトー・ブラザーズのクリス・ヒルマンと元ポコのリッチ-・フュ-レイが参加したスーパーバンドと当時はもてはやされましたが、グループの中心で、マネージメントサイドが一番売り出したかったのは当時無名のJ.D.Souther。彼の名を一般に広めたという意味では、歴史的意義のあるグループです。このデビュー作に関しては、周りの意思で結成させられたにもかかわらず、それなりにグループとして機能させようという各人の努力が随所に見られ、なかなかの好盤に仕上がっています。オープニング曲のサビのハーモニーを聞いただけで、これはすごいグループが出てきたと感じました。(作者はリッチ-)マネージメントの意図通りアルバムの中核をなす⑤、⑩といった曲はJ.D.のペンによる曲で、彼の実力が遺憾なく発揮されたアルバムです。J.D.ファンには必須のアイテムです。