具体的なアプローチが満載です
★★★★☆
本書では、作業療法士である著者が、感覚統合療法理論を援用し、発達障がいの子どもたちへのサポート方法をわかりやすくかつ具体的に記されています。
具体的な症例が25タイプに分けて紹介され、それぞれ「どこにつまずきがあるのか」、「どのように支援すればよいのか」、「家庭では、園では、学校では」が詳しく解説されています。著者の説明は、専門的な知識に裏づけられているにもかかわらずわかりやすく、何より子どもと家族にあたたかいまなざしを送るものになっています。(その分、学校の教員等専門家へは厳しいものになっていますが)
読んで、励まされ、元気になる内容です。