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The Sins of the Fathers (Matthew Scudder Mysteries)

価格: ¥663
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Avon
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英語学習の副読本としてもお勧め ★★★★☆
謎解きを楽しむという意味では、中心となる謎が弱く、明かされる事実も(少なくとも小説の世界では)良くある話です。ただ、ぶっきらぼうな語り口から垣間見える主人公の信条や街の姿はなかなか魅力があると思います。
英語はセンテンスも短く、難しい副詞、形容詞の類もあまり出てきません。また小説のボリュームも少なく、章が細かく分かれているので、英語学習のリーディングに向いていると思います。ただ登場人物は、数こそ少ないものの、どのような人物(昔の同僚とか、依頼主とか)を最初の1回しか説明してくれないようなので、読むのに時間がかかりそうな人は、登場人物一覧を創ったほうが良いでしょう。
スカダーシリーズ導入編 ★★★☆☆
マットスカダーシリーズは、先に「墓場からの切符」を読み、これを後に読んでしまったせいで、この本自体への感想はシリーズの導入編程度のものしか持てなかった。ただ、人を裁き、人の生命を決めるのが神の役割だというキリスト教的な考え方を理解する意味ではこの本を読む意義はあると思う。このテーマがスカダーシリーズの根本をなすと思うからだ。

この作品でも、主人公の独特の死生観と正義への絶対的な忠誠がその台詞の端々から伝わってきて楽しめるが、肉が足りない展開という欠点は否めない。スカダーの真価は「八百万の死に様」以降に発揮され、それまではやはりB級ハードボイルドの域を出ないようだ。