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演習 ミクロ経済学入門

価格: ¥3,360
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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西村ミクロの基礎演習問題集 ★★★★☆
文字通り,この本はミクロ経済学の演習書である。
姉妹書である西村和雄のミクロ経済学入門第2版(岩波書店)スタディガイドという構成になってるので,西村ミクロの練習問題では物足りないと言う人はこの本で演習するのが最適だろう。章立ても全く一緒になっており,レベルも「西村」の練習問題(国1や公認会計士,税理士の過去問題がある)よりも遙かに簡単であるので,むしろ,「西村」の問題をやる前に,この本で軽くウオーミングアップしてから,「西村」の練習問題に取りかかる方が効率がいい方法であると思う。
初学者はよく「西村」の練習問題で挫折することがよくあるようだが,やはり演習は段階を踏むことが大切である。「基礎演習」をとばして「応用演習」をやるのは難しいことだと思う。この本はまさに「基礎演習」となるべき重要な書物である。
ただ,「西村」をすべて読破した後に,この演習書に取りかかるとあまりの簡単さにやる気が失せる可能性があるだろう。もしこの本が改訂されるならば,ぜひ,難易度の高い応用問題も載せてほしいと願う。「西村」を読み終えた学生達を満足させるような内容にしてほしい。
また,この本を単体として使う場合,概念や定理などの基礎知識の解説は最小限に留められているのでお薦めできない。特に,最終章の動学理論は「西村」で一度十分に学習してからでないと,理解不能なことになってしまうだろう。
なんだかなあ ★★★☆☆
スタディガイドとのことだが、元の教科書のほうがクセモノなので、ある程度使いにくいのは仕方がない。しか~し、単体で使うようにつくられていないのなら、基本知識の整理の項目は要らないし(何の意味があるのかわからない)、用語の穴埋めも要らない(後ろの問題を解ける程度の知識があれば、あの程度の穴埋め問題は出来るはずだ)。むしろ、問題数を増やし、解答をもう一段充実させ、別冊にしたほうが使いやすかったはずだ。といっても、そんなに悪い本でもないように思う。教科書とセットで悪戦苦闘させてくれるしね。この本を一通りこなせば、かなりの基本知識は身につく。でも、なんだかなあ。