上杉謙信の概要を知る入門モノとして
★★★★☆
歴史物の漫画は、絵の描写に一癖あるものが多いのですが
岡村賢二さん作のモノはいわゆる「コミック系」であり、
それにより人物の相関関係が分かりやすいので非常にオススメです。
ただ、2巻完結なので両方揃えると若干お値段が高くなる点、
★1つマイナスです。
思ってたより良かった
★★★★★
期待せずに買ったが、かなり面白かったし感動もした。上杉謙信ファンにはお薦めです。2巻まとめて購入を薦めます。
越後国内の統一がテーマ
★★★★☆
謙信の一生の中で、越後統一に焦点をあてた抄録(3編構成)。
叛乱が相次ぐ越後で、謙信が何を求め、どのように行動してきたのか、
その心理的描写は一品。
越後の龍
★★★☆☆
「真田十勇士」の岡村賢二先生による上杉謙信を描く漫画。
内容は、謙信幼少時から27歳時までと生涯を描く訳ではなく、主に越後の内乱とそれを纏め上げていく点にスポットを当てている模様。一応、かの有名な川中島の描写もありますが、あくまでおまけ程度です。その辺りの合戦模様を期待している方はご注意下さい。
岡村先生の線の太く力強い絵柄、技量には圧巻ですが、全1巻と言う編集には不満を禁じ得ません。上杉謙信漫画なのに景勝は一度も登場しませんし、北条(小田原の方です「きたじょう」の方では無く)との関係もノータッチ。宇佐美定満と長尾政景とのエピソードも是非見たかったです。もう少し長編で連載して頂きたかったですね。無理でしょうが。
主人公が謙信である性質上、武田信玄がえらく嫌な感じになるのは仕方無い事でしょうかね。信玄公の信奉者の方もご注意下さい。
[追記]
…と思ったら1年後に2巻が発売されました。
とは言っても全2巻の編集はやはり駆け足なので、物足りない感は否めません。
とりあえず、続巻とセットでお買い求め下さい。