上杉謙信の半生を描く第2巻。
今巻は第三次川中島、小田原城包囲、第四次川中島、手取川合戦と描き、最後は上杉謙信公逝去で完結となります。小田原北条氏や織田信長も登場しますが、やはりメインは謙信VS信玄になるのでしょうかね。
全2巻という編集では当然ながら省略される出来事が多く、何の前触れも無く長尾政景が謙信サイドに居ると思えば、宇佐美定満が登場する事無くフェードアウトしていきます。北条(きたじょう)氏も登場しません。
相変わらず岡村先生の力強い筆感には感心させられましたが、表紙にもなっている晩年の(髭を蓄えた)謙信がちょっと間が抜けた感じがして…絵柄に関してはそこだけが残念でした。
全体的に、戦国漫画としては悪く無い完成度だと思います。買って損したとは感じないでしょう。尤も、格別良い完成度という訳でも無いでしょうが…