本書では、EBMを用いて日本の一般的な腰痛治療に
対する疑問点を投げかけてくれます。しかし、トピック
→体験談→トピック→体験談→・・・とあまりにワンパタ
ーンな展開になっていて、人を納得/満足させる読み物
になっていないのが残念です。専門用語が多く使われて
いるせいか漢字ばかりで読みにくい印象もあります。
(医療現場の人間にとっては、患者さんの説明のために
辞書的な使い方が出来るという点では、便利だとは思う
のですが・・・。)
ただし、医療現場に携わるものには、非常に的を得
た意見も書かれていることもまた事実です。今後の展
開に期待したいと思います。
果たして、どちらの言い分が正しいのか?
答えは、痛みから解放された者のみぞ知る、であろう。