当たりはずれが激しいかな…。
★★★☆☆
豪華な執筆陣と面白い設定に惹かれて購入。
「謎の沈没を遂げた豪華客船」という共通の舞台で、
共通の事件を基に、複数作家さんによる別々の物語が紡がれていきます。
前半は、「おおー!」「こんな描き方もあるのか!」という
個性的なストーリーが多くて面白いです。
とくに、前半に入っている別作家さんの短編を集約して
群像劇のようにしてしまった『蟻塚と500人の海賊』は
爽快で秀逸でした。
が、やはり複数の作家さんが書いているということで、
面白くない…というか私には合わない短編もけっこうあり…。
後半は意味が分からない話が多かったですし、
口絵のカラー小説は、理解不能を通り越して若干不快な感じも…。。
うーん、守備範囲の広い方向けですかね。