こんなもんだったかな?
★★☆☆☆
1933を読んで以来の久しぶりのバッカーノシリーズ。なぜしばらく手を出してなかったかというと、バッカーノの新作が出ていない間にデュラララとかバウワウなどの違うシリーズを読んだら全然面白くなかったために、敬遠していたから。
総評としては、期待はずれでつまらなかった。初期のどんどん読ませる疾走感が微塵もない。今回がそういう『バカ騒ぎ』ではないからと考える人もいるかもしれないが、そういうレベルではない。
悪かった点:言い回しがくどい。冗長。会話がつまらない。展開が遅い。テンポが悪い。イラストも微妙。
よかった点:ヒューイの過去が少しわかる。
端的に言えばこんな感想になる。
以下、詳しくイラストと内容面に分けて不満点を述べる。
1.イラスト
なんか雑になったような・・・。カバーイラストなどのカラーイラストはいいのだが、挿絵が、である。顔などはいいが、服のラインがラフスケッチのまま、清書されていないまま適当に影などをつけている感じ。それが、服のシワだったらまだいいけど、基本的な服のデザインですら適当に書かれているから、手抜きという感が否めなかった。こんなもんだったかな・・・。それが味があるといってしまえばそれまでだけど。
2.内容。
上で述べたように、全体的な展開が遅く、テンポが悪いことが最大のマイナス。思わせぶりなことをこれでもかと並べておいて、最後では尻すぼみ。
これは私が1933以来読んでいないことが原因かもしれないが、ヒューイが主人公とおもいきやほとんど出てこないし、かといって意味ありげなことを言ってるエルマーが何かしでかしてくれるかと思ったら特になにもしないし。
私のバッカーノ像は「登場人物たちが」物語の作り手となるものだ。それが絡み合って、極上のストーリーへと昇華される。
しかし、今作では、メインキャラクターの思惑の外側で勝手に事態が進行し、勝手に終わる感じで、つまらない。
しかも、肝心のストーリー自体も、長編にするほど凝った内容ではないと思う。ひたすらくどい言い回しで文字数を稼いで無理やり1705として一冊にした感じ。
1705の楽しさがわからなかった一端として、しばらくシリーズから離れていたことも原因にあると思うが、それを差し引いても、単品としてのストーリーの印象として決してよいものではない。
もっと荒削りだが、好感の持てる、勢いのある作品を書いてほしい。
1710の出版が待ち遠しい
★★★★★
今回はまさしくヒューイ、エルマーの外伝であります、バッカーノらしい、複雑な伏線を期待したら肩透かしですが、あえて、エルマーが絡む物語には必要が無いと思います、しかし、今回1705を読んで感じた事は、現在発売されているバッカーノは序章に過ぎないと言う事です、全ての作品に伏線が眠っていて、如何様にも物語を発展する事が出来ます、10年20年かけて、この大作に終止符が打てるのか?このバッカーノシリーズとは長い長い付き合いになりそうです、1710が待ち遠しくて仕方ありません
歴史の下調べ凄し
★★★★☆
「バッカーノ!」の外伝です。
成田良悟の偉いところは、
史誌をきちんと当たって、
空気感まで書き著してることです。
本巻によると、不老不死になった人間は、
ヒューイたちが最初ではなかったのですね。
このあと十字軍な14世紀まで遡るのかしら?
1930年代の超絶アクションはないものの、
壊れた性格はバンバカ出てきて楽しめます。
1706、1707と期待してますよ!
……まさか西暦全部、2000冊以上書くつもり!?
やっぱ面白い!
★★★★★
今回のバッカーノはミステリー要素が高め。いつものハイテンションなやつらがいないのはちょっと淋しいけど、何故ヒューイがエルマーを親友と呼ぶかがわかって良かったかな(*゚ー゚)ノ
それに、不死者の田九朗やザンクも出てきて1710がますます楽しみです。
ぃや、まさかあの人がこの人だったなんて…………全く分からなかった。。
ヒューイの過去へ。
★★★★☆
舞台は過去へ。ヒューイとエルマーとの出会い。
今までの作品とはちょっと違うテイストだけど、読みやすさは相変わらず。
狂ったキャラがいなかったのがちょっと物足りなかったけど(;^ω^)
でもところどころに知ってるキャラがいてよかったです。
蜂の巣
★★★★☆
バッカーノの番外編で、錬金術師達がまだ生徒だったころのお話です。
その街にいた少年は、世界を疎んでいた。その街にいた少女は、世界におびえていた。その街に来た少年は、世界をハッピーで満たしたかった。
そして街に役者が集まったとき、事件は静かに始まりを告げた・・・。
☆大海書店☆
★★★☆☆
■紹介■7月10日発売! ◆感想◆