21世紀もバカ騒ぎ
★★★★☆
豪勢に新キャラがわんさか出たり、
いまだ語られぬエピソードを匂わせたりと、
あいも変わらずジェットコースター展開です。
この作者の特徴として、
これでもかと新キャラを出しまくり、
それぞれの人物描写にページを割くのですが……
弊害として通常のボリュームの本では
お話が収まらなくなっています。
沢山読めるから喜ぶべきなのか、
ひとつのエピソードがなかなか終わらないと嘆くべきなのか。
それは読者一人一人が決めるべきことでしょう。
最後に、アメリカでカメラ付き携帯が
発売されたのは日本の4年後の2003年です。
残念ッ!!!
不死者に曾孫達と21世紀の面子が登場、でも活躍は先送りでちょっと肩すかし
★★★★☆
「2001年」に続き、21世紀のバッカーノは新キャラ紹介みたいな雰囲気。
舞台となる豪華客船に乗り込んだのは、新婚旅行中のフィーロ達に、シージャックをする如何にも悪役な武装集団、
訳ありなティンガロンハットの腕利きガンマンに、密航中の不良少年達、双子の映画スターと、一癖も二癖もあるキャラばかり。
しかも一部のキャラは、1930年代キャラの曾孫だったりするので、ニヤリとさせられます。
ただ物語は、この面子がどんな事をしでかすのかと期待させるだけ期待させて、登場人物達が舞台に揃った時点で次巻に続くと、
ちょっと肩すかし。でもまあ否が応でも次巻が愉しみになります。
……しかし【A side】【B side】だけで終わるのかしらん。
ふたつの豪華客船
★★★☆☆
今回は一番新しい年号2002。
フィーロ、エニス、チェスの三人は新婚?旅行にと
豪華客船に乗る旅に出るが。。。。
アニメも始まったその影響も考慮しつつ、バッカーノ第一巻、そしてレイルトレーサー編もちょっとリンクしたお話になっております。
ふたつの豪華客船がお話の舞台ですがAサイドではフィーロたちが乗った船のほうの話です。
もうひとつの船に乗っているのは誰か?
それは今作では明かされませんがヒントはあります。
つぎにでるBサイドはもうひとつの船の話が主でしょうね。
そして完結編ってのが最後に出る三部構成になると予想されます。
一月ごとに出てくれると嬉しいのですがねぇ
さらに加速する馬鹿騒ぎ!
★★★★★
今回の2002 Asideも今までと変わらぬ、またはそれ以上の出来となっています。
各キャラのその後や子孫も登場したりとファンには堪らない設定がたくさん登場しますよ。
もちろん、新キャラも十分に楽しませてくれそうな子達ばかり。
物語の加速するテンポの良さのおかげで一気に読めてしまいます。
Asideはこの後のBsideへ繋がる序章的なポジションですが、それでも十分に面白いです。
これらの伏線をどう回収するのか見物ですね。
丁度アニメ放映などとも重なっているのでこれを期に新たに始めから読んでみるのも良いかもしれませんね。
滑り出しは、上々。
★★★★☆
2000年代編として、2冊目となった今巻は、次巻以降
と併せた続き物となっています。一気に読みたい方は、
次巻以降(もしかしたら、「1934年編」のように3冊になる
可能性も)が出るのを待ってから読むのも良いと思います。
今巻では、1930年代で登場したキャラたちがこの年代
にどうなっているかが解って、懐かしい気分を味わうこと
ができました。いつの時代でも変わらず登場し続ける不死者たち
と順調に世代交代している人たちが同居する構図がはっきり
見えてきたことは、長い時代の流れを織り込んだこの物語
ならではのおもしろさであると思います。
今回も、人が人を呼んで、複雑に入り組みながら、
どこへ流れていくのか解らない話の作りは健在で、新たな
登場人物たちの会話や行動を楽しみながら、さらっと読め
ました。
端々に出てくる過去の年代の物語とのつながりや、
そうした個々の流れの背後に見え隠れするような不穏な
存在の匂いなど、長い歴史絵巻を見ているような、伏線の
つながりを感じるような仕掛けが感じられて、どんな展開
を、今後見られるのだろうか、と読めば読むほど楽しみに
なってきました。
新たなキャラがもっと動くのを見てみたいですし、今巻
の謎がどういう方向で収束するかも、色々想像してしまいます。
次巻以降の展開とその行き着く先に期待ですね。
ササクレ
★★★★★
お騒がせな人々が送る「バカ騒ぎ」!
また新しいキャラが続々でてきます。
☆大海書店☆
★★★★☆
■紹介■10月10日発売! ◆感想◆