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比較制度分析に向けて

価格: ¥4,095
カテゴリ: 単行本
ブランド: NTT出版
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日本語がおかしいが、おもしろい ★★★★☆
制度研究のフロンティアとも言うべき人の本だけあって、知的刺激は大きい。
制度は変化していくものであると同時に、変化を受け入れ難い側面を持つ、という現象を研究してきた著者の思索が伺える。

ゲーム理論、進化ゲームの考え方に馴染みが無ければ本書は相当難しく感じるであろうが、その場合は同著者の「比較制度分析序説」を読んでみるだけでも、面白いと思う。

しかし、とにかく読みにくいテキスト。
青木昌彦さんの原著を読んだことはないが、それでもおそらく英語で読んだほうが分かりやすいと思うくらいに翻訳が下手である。
比較制度分析の良きサーベイ ★★★★★
国家や市場、会社など色々な制度に囲まれて人間は生活している。制度のルールが人の相互作用を通じて生まれ、維持されるという過程を示している。制度のありようは多様なので複数の均衡を比べる必要があり(「日本型」とか「アメリカ型」とか巷で言われたりするし)、ゲーム理論という道具が高い分析力を発揮している。著者は分析の単位を共用資源・取引・組織・組織の場・政治・社会的交換という6つの「ドメイン」とし、その内部・外部で経済主体がどう均衡を生むかを見ていく。第一部では各ドメインにおける多様な制度(灌漑、雇用、商人法など)がどう成り立つかを見る。第二部では事例を用いてゲーム理論的に制度という分析の枠組みを作る。第三部ではコーポレート・ガバナンスを例にとり複数のドメイン間・通時的な制度の相互作用を見ていく。

豊富なサーベイとなっていて読みごたえがある。一部を除いて数学もシンプルなのがよい。固定的なものとして定義する制度が「変化する」という矛盾じみた過程を示そうという努力は制度論者に共通の悩みのようです。
経済学もここまで進歩しましたのか! 経営に役立つようになった! ★★★★★
日本でノーベル経済学賞に一番近い人。 経済学に慣れ親しんでいないとかなり読み難いと思いますが、挑戦してみては如何でしょうか! 奮闘努力して読みましょう。読めば読むほど手応えがあって明晰ですよ!  企業を通して見る世界がコペルニクス的に変わりますよ。