ヨーロッパごちゃ混ぜ音楽、というのは、
マノ・ネグラや3ムスタファズ3以来、
あまた登場しましたが、
このオホス・デ・ブルッホは、
確たる土台としてフラメンコがあります。
テクノ、ラガ、ヒップホップが混ぜられても、
通底するのはフラメンコのコード、
フラメンコの情感、
ジプシー的世界観。
なので、マノ・ネグラ的な
「お祭り騒ぎだぜ!」感覚はあまりありません。
静かに、かつ激しく燃えるタイプ(笑)です。
フラメンコなので、
アコースティックギターは非常に技巧的。
アルバムはラストに向かって
どんどんグルーヴが強くなっていきます。
そこがハイライトでしょう。
カッコいいです。