基本は哀愁のRumba Flamenco
★★★★☆
ojos de brujoを初めて聴いたのは、2002年のputumayo Runba Flamencoというコンピレーション
アルバムに収録されていた「Vacileo」と「Tesoro」。
実はこのアルバムを購入したのは収録されていた他のグループ=Gitano FamilyとEnergipsyが
目当てで購入したのだが、結局ojos de brujoが一番のお気に入りとなってしまった。
最初の印象は女性版<ジプシーキング>の趣き。
このグループ、確かにヒップ・ホップ、インド、レゲエ等など、ミクスチャーではあるが、その根底には
間違いなくフラメンコが核をなしており、その哀愁のリズムに捕らえられてしまう。
このアルバムでの私のお勧めは 2 Sultanas de merkaillo と 9 Bailaores。
フラメンコ色(というかGypsy Flamenco Rumba色)が前面に出て、哀愁の滲み出た
曲調には身震いしてしまう。
Sultanas de merkailloは、他のコンピレーションアルバフムにも収録されており
結構有名か。
しかし☆は4。
何故なら、この後のアルバム「Aocana」が更に素晴らしい出来である事を
知っているので☆5はそちらに...
ファンキー・フラメンコ
★★★★★
オホス・デ・ブルッホと読むらしい。で、魔法使いの眼という意味らしいですね。
それはともかく、1曲目を聞いてちょっとビックリ! 2曲目でニッコリ、で3曲目でニンマリ・・・。
全体としてはフラメンコが基調ながら、ヒップホップだったりとかアフリカンだったり、アラビック、カリビアンのミクスチャーがファンキーで楽しい。(スクラッチが聞こえてくるのが不自然ではない!)
ずっと聞いていると、気持ちの良いリズムに乗ったメロディーが結構頭の中に残りますね。自然に体が動くような感じで、凄く陽気になれます。
女性のリードボーカルがいいなぁ!ちょっとしゃがれたようなハスキーな感じがカッコイイです。いなせな姉御調といった感じですかね?
いわゆるフラメンコ調であったり、時にはラップ調だったり・・・機関銃のようにどんどん飛び出す歌詞がスペイン語だけにやけに印象的。また、声の多重が不思議な雰囲気を作り出していたり・・・。
ライブが楽しいらしい、それも良く解るような気がします。
今もしかして、スペインが音楽的に面白い地域となっているのかも・・・と、更に関心を持ちたくなります。
Ojos De Brujo
★★★★★
今、世界で最も熱いバンドの一つじゃないだろうか。
スペイン出身のバンド、Ojos De Brujo。
日本ではあまりなじみがないが、本国スペイン、イギリスなどでは大人気。フラメンコ、ヒップホップ、などをごちゃ混ぜに飲み込み、曲の展開は非常にプログレッシブだったりする新しいミクスチャー。
前作Bariの延長線上にある音作りだが、1曲目など、新しい音作りに挑戦
している曲もある。
かなりお勧めです。