文化圏固有動作、処理系定義、未定義、未規定
★★★★★
C言語の基本的な特徴であ文化圏固有動作、処理系定義、未定義、未規定を最初に書いているのはえらい。
翻訳環境と実行環境についても2章をあてている。
P22には、ASCII以外にEBSDICがあることが記載されている。
規格を読むよりはずっと体系的に理解でき、ずっと分かり易い。
作成中の参照に
★★★★☆
C言語の文法、関数について詳細な説明がかかれています。
また、例とその解説も充実しているので、
リファレンスとしてはK&Rよりも此方をお勧めします。
なにより最初から日本人著者によって書かれているので、
翻訳本にありがちな不自然な日本語がないので違和感無く読めます。
これはちょっとした確認にも使われる「リファレンス」としての
大きなポイントだと思います。
C言語は、標準ライブラリだけでも相当な量があり、
それら全てについて完全に理解することはかなり難しいと思います。
実際、Cのソースコードに目を通していると「おや、これでよかったのかな」
と感じることが多々あります(わたしの力量不足が原因でしょうけれど)。
そんなときのチェック用に本書を用意しておくと
ソフトウェア開発の大きな手助けになると思います。
ただし、本書はあくまで「リファレンス」であり、
文法,関数および例の解説しかないので、
関数の仕様確認、文法のチェックなどには向いていますが
学習用に用いるには無理があると思われます。
C言語の学習が目的ならば、他の入門書を購入することをお勧めします。
あくまでリファレンスっていう感じです。
★★★☆☆
Cをある程度理解できる人にはベーシックの確認から、ど忘れのさいの参考書として本当に重宝する本だと思います。 その反面、Cを全く知らない初心者には全く必要の無い本だともいえます。 私はCの初心者には、この本のシリーズである基礎編を読んだあと購入する事をお薦めます