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THE HITS-CORNERSTONES 3-

価格: ¥3,059
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサルJ
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素晴らしい!!! ★★★★★
カバー曲ばかりですが、アレンジも有りますし、何よりも名曲ばかり。
お勧めのアルバムです。
邦楽ヒットを前面に、原曲を損なわせずいかに核心を抽出するか、繊細で緻密な部分にみる3作目 ★★★★★
「はじまりはいつも雨」。ASKAの高出力の歌声とは違う竹善氏の丸みを活かした音色に、この曲が持つ素朴な柔らかみが、初めて世に出たなと思います。ASKAのことば独特のタッチによる幸せの質感が、柔かい声で我々の日常に近づいたようでした。
「木蘭の涙」は3声の厚みで感動の色が鮮やかに。慎みも持つコブクロの誠実な歌声はこの名曲を裏切りません。
「Get Back In Love」では他の曲よりも遥かに熟知し歌い慣れているような、歌声に宿った説得力が印象的。操ることばと音が竹善氏の骨身から出たオリジナルのようです。
「らいおんハート」は生楽器たちの温かみをベースにコーラスが上品に彩ります。この曲が最も手を加えられず、原曲の穏やかさを活かしていました。ゆったりと波に身を任すように、自然に、自然に。

「君住む街へ」は導入の要氏の声が素敵です。その優しさは曲主題に相応しい求心力があり、またハーモニーでは当に秋空のように爽やかで、センチメンタルな風を吹かせます。原曲を構成する様々な要素を2声がきちんと拾い上げて、新しい色を添えていましたね。
「YaYa」は桑田氏のわびさびあるしゃがれ声もいいですが、竹善氏の音色に詞の琥珀色の情景が輝いてきそう。抑制の中に浮かんでくる深みがあり、これぞベテランのカバーワークです。

「Last〜」「トーキョー〜」からは前作のようなAORを着せ、今シリーズのクールな質感が帰ってきます。「Right〜」はRマークスの歌唱力に迫れる竹善氏の発声力を堪能。「Hard〜」はアマゾンズの大滝裕子らと共に完全なアカペラで聴き所です。コーラスアレンジも中庸の美。
最後は「CONTINENTAL」。SALT&SUGARでもそうでしたがナッキンコールになると竹善氏の声にキングが憑依するのが驚きです。艶が出て非常にウエットなんですよね。小曽根真による音楽の歓びもビビッドに伝わってきます。
ボーカリストとしての器用さ・幅広さ ★★★★☆
「はじまりはいつも雨」「らいおんはーと」「Ya Ya(あの時代を忘れない)」など、落ち着いたトーンで愛しさがテーマの邦楽もよかったのですが、「Last Christmas」「Right Here Waiting」「Hard To Say I’m Sorry」といった洋楽ポップもよかった。声が伸びて、ボーカリストとしての器用さ・幅広さを楽しめる。
コラボレーションの良さ ★★★★★
このアルバムは多くのヒット曲が入っていてとても聴きやすかったです。 佐藤竹善はオリジナルも味わい深いですが、カバーにもオリジナル以上情熱を注いでいて凄いと思っています。
今回はコブクロとの木蓮の涙がとても良かったんですが、要さんとの<君住む街へ>がかなり素敵な一曲でした。<木蓮の涙>は要さんのスタレビの名曲で<君住む街へ>はオフコースの名曲です。スタレビの名曲を後輩と歌い、先輩である根本さんとは大先輩であるオフコースの名曲を歌う。なんて感慨深いんでしょう。 実際小田さんのアルバムにコーラスで参加している二人だけに君住む街へは先輩へのトリビュート的な作品。
しかしそんな事より要さん竹善さんのコラボレーションはやっぱり素敵な声で是非LIVEで聴いてみたいと思いました。
ヒット曲のカバーはかくも難しい ★★★★☆
"THE HITS"ということで前2作よりも有名な曲が沢山入っています。
従ってマニアではない私のような人間でも、オリジナルをリアルタイムで聞いていた曲が多くあるわけです。
そうなるとどうしてもオリジナルのイメージが頭をかすめてしまい、細かいところが気になって仕方がありません。
せっかくの竹善さんのすばらしい歌声に没頭できないのです。
前作CORNERSTONES 2の"ワインレッドの心"もそうでしたが、今回はそれが多いだけに個人的には前2作より低い評価にならざるを得ません。
Track9以降になるとほっとします、と言えばわかってもらえるでしょうか。