インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ある異常体験者の偏見 (山本七平ライブラリー)

価格: ¥2,200
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
Amazon.co.jpで確認
メディアリテラシー ★★★★★
初出は月刊文藝春秋誌。30年程前に百人斬り競争を題材に、メディアの嘘と保身を自身の軍隊経験を元に暴いたもの。論争相手である本多勝一と毎日新聞の記者は途中で逃げ出して、山本氏の独壇場となる。本来なら2記者の文も掲載されるべきであるが、さすがに2記者にとっては容認できなかったのだろう。当時20歳前後であった私は毎月の文春誌の発売が待ち遠しかったのを懐かしく思い出す。この文が私に与えた影響は大きく、後に新聞、TV,等に左右されない思考はこの文によって創られたと思う。
帝国陸軍の実態 ★★★★☆
何が偏見で何が正論であるのか?それは時代によって異なるし、体験してきたことにもよる。本書は大戦末期にフィリピンに派遣され、終戦を迎えたという筆者の体験を中心に描かれている。最悪の状況下で人間はいかなる行動を起こすのか。現代に生きる我々には考えのおよばぬところである。歴史を考えるとき現代の価値観でしか見ることは出来ないしそれは正しいことなのだと思う。けれども当時の経験者の考えを聞くことは、非常に意味のあることだと思う。全ては繋がっているのだから。