目玉は森見登美彦の単行本未収録の短編
★★★★★
この文庫本サイズの文芸誌も早くも9冊目。どの掲載作品もレベルが高く、毎月楽しみにしているのだが、今号は森見登美彦の短編「四畳半の眠れぬ姫君」が目玉。
単行本収録予定なしということで、森見ファンとしては必読だ。いつもの森見節がうなる。
飯島和一の連載「狗賓童子の島」もかなり泣ける場面がある。早く単行本として読みたいような、このまま連載がずっと続いて欲しいような、複雑な心境だ。
笹本稜平の警察小説、「救出」もいよいよクライマックスが近い感じ。続きが気になるところ。