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But Beautiful

価格: ¥1,736
カテゴリ: CD
ブランド: Milestone
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正にBut Beautiful それで良いのさ この二人だもの ★★★★★
両雄並び立たず、正にこの二人に似つかわしい言葉です。
白人で繊細で、実は過激で内省的でプライドの高い似た者同士の二人。
出番待ちの長さにキレたgetzが、トリオにゲスト出演で
呼ばれたのに、急にstan's bluesを吹き始めてさあ大変。 
合わせているgomez、morellも困惑したでしょう。
evansは途中でバッキングを止めて放ったらかし。
日を改めて悪かったと思ったのか、奇しくもその日はevansの
誕生日。the peacocksの演奏後、getzは『誕生日おめでとうbill』
と言うとyou and the night and the musicに入る前の
アドリブでハッピーバースデーを吹き始め、evansを讃え曲に戻ります。
お茶目で大人げなくて可愛いgetz、正に天才肌。
evansの苦笑が眼に浮かびます。64年の盤より意志の疎通
のある、練れて伸びのある良い盤です。願わくば9、10の素晴しい
トリオ演奏を全部聴きたいです。evans,gomez,morellの
煮詰まり過ぎていない、まだ少し余白のある最高のライブだと思います。
死の間際まで素晴らしい演奏を聞かせた二人 ★★★★★
64年のスタジオ録音から10年の歳月を経て実現したライブ盤。60年代前半のゲッツはボサノヴァで当てた勢いはあったものの、どこか鼻につくフレーズや衒いを感じなくもないが、さすがに熟達した深みを感じる本作は優れている。全体の選曲はGrandfather's Waltz、Lover Man 、You and the Night and the Music 、Two Lonely People といったエヴァンスの十八番で占められている。なぜか作曲に縁のなかったゲッツはオリジナルも含めエヴァンスに主導権を委ねているようだ。しかしStan's Bluesはゲッツの持ち歌で、どうやら当日突然ゲッツが始めたナンバーらしい。互いに才能に満ちたトッププレイヤーだが、馬が合ったわけではなく両雄並び立たぬというのが実情なのだろう。それでも両者の実力はプロフェッショナルの技量の冴えを十二分に見せ付け、唸らせる。また、両者の共通点といえば死の間際まで素晴らしい演奏を聞かせたという点であろう。
スタジオ盤から10年経った濡れ具合 ★★★★★
 1964年に録音されたGetzとEvansの共演は充実したバック陣にも支えられた好演だったにも関わらず、なぜか本人達が気に食わずお蔵入りしてしまい、レコード会社とも発売しないという契約を結んでしまう。結局は、この録音が73年になってから"Stan Getz & Bill Evans"として発売されるのだが、本盤は恐らくこのアルバムの好評を受けてオランダとベルギーで行われたライブからの抜粋・編集盤である。

 オリジナルの録音から10年が経過して2人とも円熟味を増しているためか、演奏の濡れ具合はこちらの方がスタジオ盤よりも深い。一方で、Ron Carter(B.)やElvis Jones(Dr.)といった超絶メンバーによるアバンギャルドな演奏を隠し味(!)にしつつ軽みを出したスリリングな展開は、やはりスタジオ盤に軍配があがる。(つまり、どっちも最高ということです。)

 殆ど共演したことのない両者にとってライブ前のリハーサルは重要だったらしいが、2曲目でStan Getzが突然リハに無かった自分の持ちネタ「Stan's Blues」を始めてしまい、困惑して固まったBillが演奏をやめてしまうという珍展開も見られる。ジャケの大人しそうな顔に似合わず(笑)、Getzにはこういうエキセントリックなところがあったらしい。この辺も両者の共演が少なかった理由かもしれないですね。(ジャケも合成写真だよなあ。。)

(以上、伝記的な事柄はBillのマネージャーだったHelen Keaneによる95年の解説から。)
Stan Getzをフィーチャーした1974年のベルギーとオランダでのライヴ ★★★★★
Stan Getz (ts), Bill Evans (p), Eddie Gomez (b), Marty Morell (ds).
#1,#2,#9,#10 Recorded in Aug 9 1974 in Laren, Holland (#9,#10はピアノトリオ演奏),and #3~#8 Aug 16 1974 in Antwerp, Belgium.

1996年リリース。
ゲストとしてスタン・ゲッツを交えた欧州でのライヴ記録である。
ゲッツ&エヴァンスといえば、1964年に録音されたものの、不調に終わったためお蔵になっていた音源をVerveが勝手に発売した73年盤がある。
この欧州ライヴも、演奏曲目から見て、73年盤に呼応したアイデアだったのだろう。
しかし、オランダのライヴではGetzが予定外の曲を吹き始めるという事態にEvans憤激、ということがあったようだ。(詳しくはヘレン・キーンのライナーノーツ、および2曲目の『Stan's Blues』参照)

演奏内容は、非常に素晴らしい。
1曲目の『Grandfather's Waltz』の淀みなく流れ出るGetzのフレージング、それにも増して華麗なEvansのソロ。ラストのトリオ演奏『Two Lonely People』のあふれる叙情。どれも秀逸。残念なのは、ライヴ全体の収録ではなく、コンピレーションされていること。オランダのトリオのみの演奏はもっと聴きたいところだ。
音質はテープノイズが大きめではあるが内容がその欠点を凌駕していよう。

また、ジャケット写真では二人仲良くニッコリと笑っているが、実は別々の写真を合成したものなのだ!

But beautiful, So beautiful ★★★★☆
"Stan Getz & Bill Evans" (Verve) という 1964年に録音されたアルバムのライブバージョンにあたるアルバムか。演奏者と曲目が重なっている。

アルバム全体に流れる詩情感はすばらしく、スケールの大きさ、インプロビゼーションのすばらしさ、インタープレイの楽しさともに、スタジオ盤をはるかに凌ぐ。

多少の録音の悪さ(特に観客の拍手を入れるごとに演奏のホール鳴りが大きく入っている)がある分、星1つマイナス。