昔話が好きな人は
★★★★☆
楽しめますね。
戦後世界中のメーカーが、ノウハウも無く
試行錯誤し他社と切磋琢磨していた時代の、
裏話的な事が書かれています。
生き証人的な徳大寺氏を上手くマッチさせた
企画であり、体力続く限り続けて欲しいです。
内容は面白かったが
★★★★☆
しきりに「巨匠」「巨匠」と出てくることには閉口した。
自分自身昔から「間違いだらけ」の愛読者ではあるが、いくら何でも本人を前にして「巨匠」はないだろうと感じた次第。おそらくご本人も居心地が悪かったのではと推察される。
それは別として自分としてはかつて父親が乗っていたセドリックやブルーバードなどの車を見かけてとても懐かしかった。
また国内メーカーが戦後の混乱期を経て必死に車作りをしてきたことに感銘を受けた。
今後の国産車の行く末を考える上でも参考となるものではないだろうか。
かなりマニアなヲタ話かも
★★★★☆
最近は『NAVI』を買っていなかったので、この連載は知りませんでした。
内容は関東のエンスー向け中古車屋さんを巡って懐かしの車(買える車もあり)を紹介したり、自動車ミュージアムを訪ねたりする企画です。
『NAVI』の読者だった人なら知るところですが、徳大寺氏はかなりのマニアです。
『間違いだらけの車選び』では、一般ユーザー向けの文章を書いていました。
なので、『間違いだらけ〜』しか読んだ事の無い人にはかなり敷居が高いでしょう。
文章は対談形式で進みますが、ヲタク度では徳大寺氏に引けを取らない方々を含めたウンチク話の数々です。
あとイラストが良いです。
特に車のイラスト(綿谷 寛)はよく特徴を捉えていて味があります。
『眼が見えない猫のきもち』を読んだ読者なら事情は察せられると思うのだけど、対談形式みたいな形でしか徳大寺氏の文章が読めないのは少し寂しいですね。
徳さんは現代の志ん生か?
★★★★★
ご高齢になり、残念ながら老化著しい(失礼)徳大寺有恒巨匠。
「間違いだらけ〜」など長文の評論は、体力的に困難になっているのかもしれんが、これはNAVIの好企画の単行本化である。
かつてのダンディーな装いとは変わって、作務衣などを着用し、また、持病の糖尿のためであろうが、エネルギーが切れると傾眠状態に陥ってしまう「巨匠」であるが、このちょっと「枯れた」雰囲気が、なんとも好ましい。
晩年に、高座でちょっと一言二言しゃべったたけで大受けだった古今亭志ん生のような味わいがある、といったら言い過ぎか?
綿谷氏のイラストとちょっとしたキャプションも、ユーモア満載で、相変わらず素晴らしい。
自動車の歴史や過去の名車について詳しくためになる
★★★★★
エンスーに走ってしまうのは、やはり年をとったということなのだろうか…。
欧米車のみならず国産車も含め、自動車の歴史や過去の名車が詳しく載っており、非常に勉強になります。
「間違いだらけのクルマ選び」は復刊してほしいんですけどね。