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The Red Book: Liber Novus

価格: ¥16,179
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: W W Norton & Co Inc
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凄い本 ★★★★★
英語版は値段も1万円強なのに届いた時に、その本としての実物に震えるほどの感動を覚えた。かれこれ12年位憧れていた。既に刊行されている有名な図版では赤が強かったりして、これがかなり忠実な色なんだと思うと寒気さえする美しさ。ユングはカリグラフィーのペン裁きも凄い技(わたしもカリグラフィーの本格的な道具を揃えて真似事をはじめました)。英語のスクリプトも、CWのようなこなれていない英訳じゃなく、現代人にも読みやすい文体です。フットノートも凄い。A3見開きでA2版なので机じゃ読み辛いので机上イーゼルに立てて読んでいます。わたしは日本語版の出版形態について批判していますが、この素晴らしい人類への遺産は関心がある方ならば図書館で借りるのではなく是非手にされる事をお勧めします。図書館の蔵書に入っても、高額な日本語版はもちろん、本英語版も禁帯出でしょう。仮に貸し出しOKでも大学図書館から持って帰るのも大変です。イーゼルの前には書見台を試しましたが2kg以上あり普通の書見台では無理です。イーゼルまたはカリグラフィー用の傾斜台(こちらの方がマニュスクリプト・リュウムの様で雰囲気が出るかもしれない)位の物があると至福の時を堪能できます。
幻の書物。 ★★★★★
長い間ユングの私物として金庫に秘匿されていた”赤の書”がとうとう出版されたようだ。

約2万円弱という価格、英訳のみであることを差し引いても、非常に魅力的だ。とにかく圧倒されるのは、ユングの画力。プロといっても差し支えない。ユングが読者を意識せず、自らのために製作した、時間を掛けて。そんな迫力に満ちた書。そこには本来予定されていない読者として、暴いて見る、覗いて見る、ワクワク感もある気がする。

ユング自伝2の付録である、死者への七つの語らい の解説に、その記載スタイルが「赤の書」と似ている、とある。しかし、その赤の書が、読めなかったのだ、今まで。

これからは読めるのだ。