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人間と象徴 上巻―無意識の世界

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
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是非おすすめ ★★★★☆
ユングという名前はよく耳にするが、その内容はいまだに知られていないと思う。
この本を読めば、現代心理学の到達点がわかると思う。
30年以上前の本ではあるが、ここからたいして進歩していないと思われる。
ユングの最終結論(総論)が、上巻の最初に出てきており、その後は、下巻に至るまでその門下生が、各論を一人ずつ論説するという構成だが、これが、おそらくユング心理学の大まかな把握には、最適かと思われる。
もちろん、ある程度抽象的思考のできる読者でなければ、ついていけないかもしれないが、心理学に興味のある人なら、必読の書と思われる。
星4つは、いかんせん30年以上前だということで、割り引きました。
私は、一気に読み終わりました。非常によくできた本だと思います。
ユングが一般大衆向けに書き編集した遺産 ★★★★★
それまで自らの研究を大衆化しようとしなかったユングが、要請を一度は断りながらも、ある夢を見たことから心理学者や哲学者などの専門家ではない一般の人たちに向けて書いたユング心理学の集大成とも言える本。
ユングは最初の1章を書いているが、これは死の10日前に書き上げられている。そして、他の章はユングが選んだ信頼できる同僚たちによるもので、それらはすべて草稿の段階でユングが承認していた。つまりこの本はユング最後の仕事と言える。
夢、無意識、神話、象徴などユング心理学のキー概念を多くの写真や挿絵を織り込んで丁寧に説明している。
一般向けとは言え、概念自体が独特なものであるため、河合隼雄による訳にして理解することは容易ではない。
しかし、ユングが晩年をこの本の完成に費やしたというだけに、読み応えは十分にある。
特にユング自身が書いた章には、ユング自身が解釈した多くの夢の事例があり、その解釈の奥深さに感銘を受ける。
ユング心理学の概観に好適な本 ★★★★☆
これの本は、もともとテレビ番組向けに行われたユング博士とのインタヴューが発端となっているということもあって、全体を通してドキュメンタリー・タッチで、豊富な写真、絵画、図版を使用して、難解といわれるユング心理学の概観がえられるよう判り易く解説している。

ユング心理学は、宗教、思想、哲学から芸術、神話を含む人間の精神活動のすべて(そして人生そのもの)がその対象となりえる。そのため、第一章「無意識の接近」をユング博士が担当し、その他の章はテーマごとにそれぞれユング派の学者(そして、それぞれの翻訳者)が執筆している。

日本由来の資料も多く使われている。