イクイ・ドロシュ・オドフクロンク
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私、「ムー・トゥーランのエイボン」慎みて、この書をゾタクアの神秘の徒に伝える。この書は6つの書(第一から第五の書および補遺)からなる。「第一の書:古の魔術師たちの物語」は、人類誕生以前の13人の魔術師が、求めるべきでない知識を求めたゆえにどうなったかを述べたものである。「第二の書:ムー・トゥーランのエイボンの逸話」は、私エイボンの業績について10の話を纏めたものである。「第三の書:暗黒の知識のパピルス」は、太古の偉大なる存在について6つの文章に纏めたものである。「第四の書:沈黙の詩篇」は、暗黒の神に対する祈祷文22編を集めたものである。「第五の書:エイボンの儀式」は、24の儀式について詳細を述べたものである。「補遺」は4つの断片を集めたものである。くれぐれも注意しておくが、「第五の書」に従い、祈祷・召喚する場合は、鎮魂出来ないものは呼出してはならない。またこの書は、クトゥルフ神話体系に深く通じている者以外は、読んではならない。最後、フジウルクオイグムンズハー神よりの神託「イクイ・ドロシュ・オドフクロンク」を伝える。サイクラノーシュのグロムフにて、この文を記す。