ケン・ジョーダンとスコット・カークランドが90年代の始めに手製のシングルをロサンゼルス近辺で配り始めると、そのベースで固めた回転の激しいテクノ作品は業界関係者や音楽シーンに出入している者の注目を集めた。二人が愛着を込めて『Vegas』と名づけたメジャー・レーベルでのデビューアルバムは、その公式をさらに洗練したものだ。叩きつけるようなビートとロックの強弱法を幾重にも重ねたこのアルバムは典型的なクラブ音楽を取り込み、珍しいほどにウエスタンの傾向を加えて増幅している。それと分かる影響元は、AC/DCのパワーコードから保守派のヒップホップ・パターン、それにスティーヴィー・ワンダーのスムースなメロディまで幅広い。Trip Like I DoやKeep Hope Aliveのような激しい曲では、アメリカがテクノ界で主張する勢力となったことを確認している。 Aidin Vaziri
ハードボイルド
★★★★☆
渋い、の一言です。
詳しく言ってしまえば
マトリックスの戦闘モードのネオって感じですね。
(ロングコートにサングラスの)
このアルバムはまさにマトリックスの戦闘場面に合うような
曲ばかりです。(戦闘時のスロー再生っぽい画面に流れるような音楽)
とりあえず渋い、ケミカルブラザーズより渋いです。
単純なノリのよさならば
ケミカルブロスの勝ちって感じかもしれませんが
こっちはオッサンの渋さ全開って感じですね、
地下鉄でネオファッションして聴いてください。
ビッグビート、エレクトロニカ、テクノハウス
★★★★★
英国のケミカルブラザースに対するアメリカからの返答という形で出て来たユニット。基本的なダンスビートのつくりはうまいと思う。だがしかし、ケミカルのような『光る個性が』あるかというとそれは大いに疑問である。普通ですかね。10点中5点
ビッグビートというのはかなり『没個性』になりがち。
プロディジーのぱくりとも言える部分があるしね。
すごくカッコがいいアルバムです。
★★★★★
Launch.comで流されていた曲がかっこよくて思わず衝動買いをしてしまいました。たいていはその曲をのぞくと「はずした!」という感想をもつことがおおいのですが、このアルバムは違いました。マイナーだと思います(私もぜんぜん知らなかったし、今もメンバーがどんな人か知りません)。しかし、エレクトロニックな音楽でのりがいいのを探している人にはお勧めです。