文句無しの仕上がり
★★★★★
AlcestのNeige氏率いるフランス産ブラック/ポストロック。
(待ちに待った)2009年リリースの1stフルレンス。
これまで通りのノスタルジックなブラックですが
以前(EP)にも増してポストロック的な要素が強くなっています。
#3のようにブラストを入れている曲もありますが基本はノリのいい(?)
ミドルテンポに疾走を絡めております。メロディもノイズギター(ブラック)と
クリーンギター(ロック)が融合して涙腺を刺激してきます。
本作ではAudrey女史がメインヴォーカルを担当しており、憂鬱で気だるげな
ヴォーカルは曲にマッチして良い仕事をしています。ただNeige氏の悲痛絶叫Voが
#4,#7,#11でしか聴けないのが少し残念ですが。
期待通りの出来で、文句無しの5つ星です(これは名盤と言えるのでは・・・)。
次回作が待ち遠しいのですが、本作をもって解散しているそうで非常に残念。
また再結成して活動して欲しいです。