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不機嫌な子爵のみる夢は (ラズベリーブックス)

価格: ¥920
カテゴリ: 文庫
ブランド: 竹書房
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ブリジャートンシリーズ2作目 ★★★☆☆
ブリジャートン家の長男、アンソニーのお話。
アンソニーは前作で感じた通り、傲慢で押しが強く自惚れ屋さんでした。
跡継ぎを作るために結婚を決意しますが、条件だけで花嫁を選んだり、結婚した後も愛人と手を切るつもりがなかったり。

父を亡くした時のショックのせいで少しひねくれて育ったヒーローが、聡明なヒロインを得て過去の経験を乗り越える、成長の物語だと感じました。
ヒロインがヒーローに死生観を打ち明けるシーンは、感動的でした。
放蕩者ヒーロー実は意外な思想の持ち主 ★★★★☆
花嫁探しの放蕩者ヒーローと責任感の強い自立したヒロイン。
放蕩者の心中に影ありと。
やはりヒーローは父親の死の影響で人生観が他人とは違った世界を持ち、愛する人を失う恐怖は人並み以上に感じていたようです。
そうは思っても心は正直、何かに付けてヒロインに近づこうとしています。
最初の出だしからヒロインに惹かれているのは良く解るし、ヒーローから目を付けられていた妹さえもヒーローの本音に早々と気が付きます。
ヒロインとヒーローの丁々発止のやりとりも面白いのですが、互いに死生観を持っていたことが良かったです。
2人の会話はただお互いを愛することだけでなくて、生と死について真剣に語り合えるカップル哲学的でいいなぁと思いました。
今回はヒーローの心理描写がとてもよく描かれていて、放蕩者になろうとした理由もさりげなく書かれているのも良かったです。

長男アンソニーのジタバタぶりがおかしい! ★★★★★
やっぱりブリジャートンシリーズは、読み始めたら止まらないおもしろさがあります。
キャラクターで魅せるだけでなく、作者の巧みな描写力で一気に物語世界に引き込まれてしまいました。
たとえば、今は亡きお父様が幼い息子二人を散歩に連れ出す冒頭の回想シーンや、ヒロインがヒーローの書斎に潜んで聞き耳を立てているシーン、
ペル・メルの様子、愛犬ニュートンのしぐさなど、いろんな場面がまるで目で見ているようにイメージできました。

あとがきの著者の言葉によるとこの本は、今まで欲しいものはなんでも手に入れられた紳士が、本当にほしいものをなかなか手に入れられず悪戦苦闘する話だそうです。
そして、わざと完璧なヒーローにしなかったそうです。
アンソニーがケイトを愛していることをなかなか認めないのは、じれったくもあり、そのもがきぶりが楽しくもあり。
しっかり者のケイトがみんなには隠している雷の恐怖をアンソニーに打ち明けるところもよかったです。
結婚前後のエピソードはおかしい。
そして、愛すべきブリジャートン一家のやりとりが最高に楽しいです!
彼は何故「不機嫌」なのか? ★★★★★
美人の妹と地味な姉(ヒロイン)。
世間の誰もが、玉の輿に乗れるのは妹の方だと思っています。
姉も自分自身のことより、妹が幸せな結婚をしてくれることを心から願っているのですが…
そんな二人の前に現れたのが、放蕩者と名高いブリジャートン子爵アンソニー。
ヒロイン・ケイトは彼が愛のない結婚をしようとしていることを知り
アンソニーを非難しつつも、自分が彼に惹かれていくのを抑えることができません。

ケイトとアンソニーの会話の楽しさやテンポの良さで
ページ数の多さはほとんど気になりませんでした。
前作『恋のたくらみは公爵と』での“ウザい兄貴”から一転、
強さも弱さも併せ持った長男アンソニーに惚れてしまいました。
けなげで前向きなヒロインも好感度大です!
長男の花嫁探し ★★★★☆
ブリジャートンシリーズの長男アンソニーがついに結婚を決意します。
花嫁に選んだ女性は今シーズン一番の美女。
しかしこの美女の前には思わぬ敵が立ちはだかっていました。
その敵は、大切な妹を放蕩者のアンソニーには嫁がせるわけにはいかないと反対している美女の姉。
ことごとく邪魔をしてくる姉ケイトの存在にイライラしながらも、やがてケイトとの争いが楽しくなってきたアンソニー。
前半はこの楽しみながら繰り広げられる二人の喧嘩を中心に物語は進み、後半からは二人が抱える心の問題が中心に語られていきます。

シリーズの特徴であるコメディタッチは健在で楽しく読めますが、主役二人の心の問題を解決するところが少々無理やりまとめに入っているような気がして残念。
しかし、長男の視点で語られる父親の話など、ブリジャートン一族の背景を知ることが出来る重要な作品だと思います。ブリジャートンシリーズが気になる方はぜひ!