雰囲気は好き。

絵柄安定しませんね。
漫画家て二通りあると思いますが、この作者は試行錯誤しながら何度も頭で絵を描く人で、感覚で描く人ではないようですね。

話的には主人公の気持ちが理解出来ない。
私も両親が離婚、再婚した家庭で育ってますが、親にそこまでの思い入れとかないですよ。
自分は自分、自分の力で生きていくものだし‥
精神的に弱い子なのか‥
作者の経験のないことを、想像だけで描かれているのはちょっとなぁ‥(ファンタジーではないし)

今回はこの作風で、って雰囲気で描いてるから、他の作品とはまた違う印象を受けますがこれはこれでありだと思いますし、好きです。
ただ、書きたいテーマに画力が追いついてないというか。。
上手く上手く描こうっていうのがすごく見えます、
だからこそ早くこの人なりの作風が決まるといいなぁと思います(>_<)

個人的に1、2巻の勢いが好きだったなぁ('∀`)

最終話に繋がる回想だった、てのは面白い!
作者の雰囲気、世界が好きって人にはオススメですね。

読み終えた後、心にあっかいものが残るそんな作品でした。
全巻通して読むと、まるで1本の映画を観ているような、そんな気分が味わえました。
一つ一つの何気ないモノローグも切なくて心を締め付けられます。
静かでしっとりと優しい気持ちにさせてくれる「君は坂道の途中で」をあなたも手に取ってみては?
同時収録の読み切り3作（そのうちの2作は「君坂」のスピンオフです。）も面白いですよ！！