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ルーズリーフ (りぼんマスコットコミックス)

価格: ¥410
カテゴリ: コミック
ブランド: 集英社
Amazon.co.jpで確認
思わず表紙買い ★★★☆☆
してしまうほど表紙に魅力を感じました。
学校の古めかしい雰囲気を出すのが上手いですね持田先生は。

ゆきは幼なじみの慈雨以外の子とはまともに話せない人見知り。
しかし現状を打破するべく、中学校では友達を100人作ると意気込んで入学式を迎える。
そこで出会った、同じ名前の男の子、雪。
上手く話せないゆきに、雪が尋ねた。「ルーズリーフ1枚ある?」
たどたどしい筆談から始まった小さな恋、学校生活、新しい仲間たち・・・。
ゆきの知らない、雪が抱える悲しみとは・・・?

ストーリーの運びはこんな感じです。
表紙やコメント、挿絵はいつもながら凝っています。
初々しい中学生活を思い起こさせますね。空気の流れがゆったりしていて引き込まれます。
クライマックスは結構切ないです。

この作品の課題は絵とキャラクターだと思いました。
キャラクターは少し描写が弱くなってしまっています。メインで5人は6話で描ききれないでしょう。ましてや連載慣れしていない持田先生では、偏りが出てしまいます。
この先生の漫画はスピンオフが多いので、そこで補完が出来るようです。
それはそれで楽しみですが、今作品にはいらないエピソードも多少あったので、構成力を身につけて欲しいと思いました。
絵は雑な場面が多いのが残念。おまけの絵の方が綺麗に見えます。
コマ割りが槙先生の影響を受けているのか、複雑なものが多いのも難点でした。
泣きました。 ★★★★★
「りぼん」の読者には、まだ見ぬ純粋な恋の物語であり、
ある程度、学生時代を遠い過去の思い出として語れるようになった大人が読んだとしたら、
まだ幼い恋をしていた頃を思い出し、切なくて泣けてくる物語です。
最終話は何度読み直してもぼろぼろ泣けてきます。読んでみてください。