丁度活動中期で髪をばっさり切った時期だけに、身軽なショートヘアーで佇む雄大な大自然というのは、とても絵になる。勿論、曲目を見ていただければ分かる通り、過去の2本のビデオを合作したため20曲という欲張りな量であり、今となっては動くユッコが見れるのは本作のみだ。ファンなら是非抑えておきたいアイテムだ。
帰国後、社長の下宿所に寄宿していた彼女は、ある日その家のおばさん(社長の奥さん)にスイスで購入した時計を小躍りするように自慢していたそうだ。そして、最期を迎えたあの日(この話しを引用して申し訳無いです。でも話させてください)倒れた彼女をなぜマネージャーがすぐ彼女だと解かったのか?そう、彼女の腕には「スイスの時計」がはめられていたからだった。そしてお気に入りの同じくスイスで手に入れたコートを着ていたとの事。。。
それだけ、ユッコはスイス旅行が思い出深かったのだろう。彼女自身もアイドルという枠を飛び越えて「佐藤佳代」として心底この瞬間を楽しんでいたに違いない。そういう意味でも是非最も「ユッコらしい」瞬間を披露していたこのフィルムを目に焼き付けるのは如何でしょうか?
今は、殺風景な東京という名のコンクリートジャンルを抜けて、スイスの大空を楽しくはしゃいでいるのでしょうね。。