虹の民
★★★★☆
オリジナル・ラブのアルバムを始めて買ったのは前作「風の歌を聴け」で
「接吻」がきっかけでなんちゅうかっこいいアルバムタイトルなんだと思い
買って聴いてみれば見事な出来で今回のアルバムもきっと熱い感じなんだろうと思っていたら
大人な感じでこれも見事。
とくに「ミッドナイト・シャッフル」は最高にかっこいい。
コレだけでもこのアルバムを買う価値はある。
この路線でいってほしかったなぁ
デモテープみたい
★★★★★
タイトルはほめ言葉です。
要はめちゃめちゃスカスカな音なんです。
音数も少なく、アレンジもシンプルで(シンプルに聞かせているだけかも?)贅肉がまったくない聴いていて気持ちいいくらいのアルバムです。
様々なシングルが発表されている中、この中の『夢を見る人』は隠れた名曲です。
でもなんといっても、『ブロンコ』でしょう!!!
発売された年の(1995年)の暮れ、恵比寿ガーデンホールでのUFOのカウントダウンイベントでカウントダウン直前に矢部氏が回した『ブロンコ』が死ぬほどかっこよく、未だに思い出になっています。
かすかなジャズの残り香と新たな予感に満ちた傑作
★★★★★
ポップスとジャズの融合路線を歩んできたOLの転機となった作品。これ以降、「ムーンストーン」まで、OLはテクノ系の電子音を多用するようになり、デジタルな音を追究して、以前と全く違った道を歩んでいくことになる。
この作品ではまだアナログなジャズの残滓が感じられるが、1曲目の「ブロンコ」からして、新しいものに取組もうとする挑戦的な姿勢が見て取れる。個人的にはジャズテイストで、クールで怪しく美しい旧傾向のOLが好きだったが、この作品はこの作品で、音に力強さがあって素晴らしいデキ。一体、田島貴男以外の誰に、「ブロンコ」のような、舞い上がる土の匂いさえ感じさせる曲を作れようか。
テクノ系への移行の予兆として、これ以前の作品に比べ、全体にリズムを重視する傾向が生まれている。半端無くカッコいい紙ジャケットもそうだが、どこか「アフリカ回帰」という、ジャズの辿った道と同じものを感じさせる雰囲気がある。だからこそ「ブロンコ」のような力強く土臭い曲が生まれたのだろう。
そんな中で、「夢を見る人」は、旧傾向を残したOLとしての最高傑作と呼べる1曲だと思う。繊細で、みずみずしい予感に満ち、絶頂の一歩手前でクールダウンする、ジャズ特有の「抑制の美学」を守った、あまりにも美しい曲だ。
ジャズやスカからテクノへの移行期に産み落とされた傑作。「夢を見る人」は、そこで水晶のような運命的な輝きを放っている。
おすすめ
★★★★★
OLのファン歴10年ですが、じぶんにとってこのアルバムを超えるものがなかなかでてきません。
特に、「夢を見る人」「流星都市」「ブロンコ」・・・あたりがいいですね。でも、どの曲もほんとにいい。
まずはここから。
★★★★★
95年のOLの作品。乾いたアコースティックが心地よい。グルーヴのあるアルバムでまるで1発録音のように聞こえるのが凄い。
このアルバムにも収録されているシングル「夢を見る人」を聞いて、田島貴男の魅力に虜になったものでしたね。
ここから、OLのファンになった作品であり、すべてのアルバムを揃えてしまったほど。更に田島在籍時のピチカートまで購入してしまった。
毎回幅の広い音楽を提供してくれるOLをいつまでも応援して行きたいものです。