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どん底の共和国―北朝鮮不作の構造

価格: ¥1,733
カテゴリ: 単行本
ブランド: 亜紀書房
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今でもこれ以上の総合的分析の本は少ない ★★★★★
なぜ北朝鮮は飢えるのか? 農業政策はどうなっているのか?
そうした問題に対して深く入って分析してみせた良書。

著者は北朝鮮の元山大学で客員講師として2年間滞在し研究した経験があり、その経験を活かして、北朝鮮の農業問題をトータルに見ている。

北朝鮮関連の本の多くは、脱北者や亡命者による内部告発的な暴露本か、北朝鮮の公式発表をもとに書いた北朝鮮寄りの本かどちらかが多いが、前者では体系的な理解ができないし、後者では到底信じられない理解を強いられる。

この本は内部告発的な観点に立ちながらも、体系的な理解を提供してくれる稀有な良書である。また北朝鮮の庶民に対する視線が常に愛情に満ちていて好感がもてる。

北朝鮮が崩壊するとか、自由化もしくは、南北統一したようなときには、筆者のような人材が経済顧問として、北朝鮮に入り、経済復興を指導すべきだろう。
コレ、笑うところですよね(汗) ★★★★★
「一つでも真実だったら、この国終わってるだろう…」的な衝撃の農業事情が、技術者である著者の体験や伝聞を元に説得力を以て語られる。
一言で言えば「イデオロギーは科学よりもエライ」
余りにも強烈ない事実のオンパレード故に、一種の「笑えないジョーク」と化している恐ろしい本です。

例えば段々畑に玉蜀黍を植えるのを目撃して唖然とするシーンがあったりしますが、コレが90年代後半の大洪水の原因であるのはご存じの通り。

もはや古典とも言うべき本ですが、北朝鮮の農業事情を語る上で重要な一冊でしょう。

なお、一部の不謹慎な好事家の皆様がよくやる「共産主義的無茶苦茶さをギャグとして楽しむ」という目的にも非常に適しております。