サラリーマンも、起業間もない人も、個人も、ビジネスマンなら読んでみよう
★★★★☆
文章を書くときに必須ともいえる作業がペルソナ読者の設定なのだけれど、マーケティングにもペルソナがあることをつい最近知ったので、読んでみた。
ここでいうところのペルソナとは心理学用語にもっと近く、そのサービスあるいは商品はたまた企業をイメージさせる存在のこと。
ターゲットを絞るということではないらしい。
ターゲットを絞るという意味でペルソナマーケティングと称している人もいるようだが、この「ペルソナの法則」ではそのような使い方をしていない。
ぼくも脱サラして開業したのだが、この「ペルソナの法則」は開業前に読んでおけば良かったと思った。
ペルソナの要素として8つに分類しているのだが、その6つ(イメージ、現実、オーダーメイド、信頼、非妥協、調査)までは納得する。
残り2つ(成長、独立)は、企業が大きくなってからの話なので、まだ実感できないのである。
6つの原則を使って安定し、企業が大きくなってからの2つの原則を実感したいものだ。
なお、この「ペルソナの法則」はビジネスマン全員に向けられて解説されている。
サラリーマンでも、起業間もない人も、個人も。それぞれに向けたメッセージが各章ごとに用意されている。
至れり尽くせりである。