新垣ファン以外には、オススメ出来ないクソ映画です。

残念だけど全てがちぐはぐ主人公が応援団長になっていく過程もかわいらしい『あたし」を捨てきれない新垣結衣さんの演技もラストの10分辺りが唯一感情移入できるかな

ある程度展開がわかってるのに、まんまとひっかかって泣けるんだよね。
それが気持ちよくもあるんだけど。

2点ほど気に入らなかった点は、
一つ、決勝ではやはり桜木高校は不知火高校に負けるべきだったよ。
そこで相手の応援団からエールの交換をされればさらに感動したのに・・
二つ、どうでもいいかもしれないが新垣結衣はどうしてこんなに
ぎこちない演技しかできないの？
まっ誰がヒロインやっても同じ評価しかしないけど・・

内容的には暇つぶし用だから、星3個です。

例えば，映画なら「スウィング・ガールズ」，「ウォーターボーイズ」，ドラマでは「ダンドリ」あたりでしょうか．
いわゆる「"ある分野"に素人同然の主人公たちが飛び込み，活動を通して成長，成功する」のパタン．
その"分野"の違いだけで，"始める→まず失敗→特訓と挫折→目覚め→絆が深まる→本番成功"の流れが王道．
本作もまったくブレることなく，その流れです．
しかも，この映画，予告編はコメディタッチなのですが，実際，コメディ要素は薄く，所々で強調される，根性論やメッセージ性の強さは冗長で好みではありません．

しかし，しかしです．
そんなアラを吹き飛ばすほど，新垣結衣さんの魅力が映画を全部引っ張って行っています（脇役の方には申し訳ありませんが……）．
元々，新垣さんを好意的には見ていたのですが，この映画を観て，彼女への印象は好意から感服・尊敬になりました．
とにかく格好良く，素晴らしく，輝いています（彼女の身長の高さも活きています）．
ストーリィは完全に既視感の塊ですが，俳優の力でここまで映画の魅力をアップさせることが出来るのか，と本当に感動しました
（いや，もちろんその俳優の魅力を引き出した監督の力もあるのは解りますが）．

彼女のファンはもちろん観ているのでしょうが，「新垣結衣? うん，可愛いよね」くらいの方（私も含め）が観ると特に凄みを感じると思います．
文句なしに傑作です．

興行成績やTV放映での視聴率は芳しくなかったようですが、意外と良かったです。
普段の仕事で数字やプレッシャーに追われていると、頭でっかちになってしまいがちですが、
逆にこの映画の「見返りを求めない応援」というピュアなテーマが新鮮に映り、
青春時代を思い出してしまいました。
仕事に疲れた30代中盤の男性は、ガッキーの笑顔と爽やかな感動で癒されること
間違いなしです。