日本には無い名著。
★★★★★
翻訳者の高野も書いているように、これほど丁寧にしかも分かりよい
ベクトル解析の本は無い。数学的な意味だけなら400pある大著
も実はベクトルの積分まででよい事が分かる。
これは4章真でであるから、この本の半分、つまり200pのホントして読んでも十分な内容である。
しかも、演習形式にしているだけで問題を、解説として読めば、
純粋な演習問題はそれほど多くない。
また演習問題の解答は全て載っています。原著ですらかなりの省略
があるのを著者の高野さんが一つ一つといてくれた、愛情あふれた
ベクトル解析の名著といえます。何故これを読み直したかといえば
戸田モリカズのベクトル解析の本の、ストークス、ガウスの発散定理
があまりにもお粗末であったからです。他の章は良いのにざんねんである。まあこの本が良すぎるのかもしれない。
ナブラですら、単なる作用素ではなく、その意味までチャンと解説している唯一の本ではないでしょうか?