音楽史上に残る金字塔を打ち立てたモーニング娘。、ハロープロジェクトの伝説もここから始まった。
　オーディションに合格できなかった女の子たちに敗者復活のチャンスが与えられる。わずかな人数で夢を本当にしようと必死にハングリーにあがく彼女たちの血と汗と涙の結晶の一マイであると言っていい。
　10年を経て今こそその重みをかみしめつつ聴くのも趣があるものだ。

モーニング娘。のメジャーデビューシングルであると同時に、オリジナルメンバー５人時代に出した最後のシングルでもある。歌っているのが５人だけなので、誰の声が出ているのかがよくわかる。「モーニングコーヒー」はハーモニーを重視した曲で、曲自体は良いのだが、彼女たちが「シャ乱Ｑロックヴォーカリストオーディション」参加者だったこと考えると、かなりの違和感を覚える。「愛の種」は一曲のみ収録したシングルをインディーズから出し、彼女たち自身が手売りで５万枚売り、メジャーデビューにこぎ着けた曲である。作詞・作曲ともつんくが担当していない唯一の曲だと思う。５人がほぼ均等に、リードヴォーカルを担当している点でも、唯一の曲だと思う。
もはや今の時点では、曲や歌の善し悪しを問うよりも、シャ乱Ｑオーディションに参加してから様々な紆余曲折を経て、最終的にメジャーデビューに至った彼女たちの、「ASAYAN」で放送されたシーンを思い浮かべながら、懐かしんで聴くシングルになったと思う。

この歌はとにかくいい。一言で言うとやさしいって感じの曲です。なんか今日疲れたとか思ったら一回聞いてください。きっと元気が出てきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たまには昔のモーニング娘。も聞いてみると何かわかるものがあると思います。