これから起業しようとしている人などで、自社の社是、経営理念を考えようとしている人に特にお勧めです。多くの会社で、似たような文言が使われていたりしますが、その部分にこそ会社本来のあるべき姿勢が表れているのだと思います。また、自分の行動指針としても役立つ文言もありますので、知名度の低い企業の部分も是非読んでみてください。

本書には、９８３社の経営理念や社是・社訓が､一切の解説無しに紹介されている。
私は、ケン・ブランチャード氏著「ザ・ビジョン」を熟読し、企業の優れたビジョンとは、
　　　①自分は何か（存在意義）、②行動の基準（行動する際の価値観）、
　　　③未来へのイメージ（どの方向に進むのか）
と理解した。この観点で、いくつかの企業の経営理念を眺めてみた。これは凄いな
という理念もある一方で、ちょっと外れているのではと思われる理念もあった。私が
尊敬するホンダと､リコール問題のあった某自動車会社も掲載されていた。両者共
に、企業としての存在意義、行動のための価値観、そして、方向性の３点が理念と
して明示されている。理念を創るに留まらず、組織全員がその理念を理解し、魂を
込めて日々実践していくことが重要なのであろう。

各社の経営理念等が書かれているだけです。
それに対する解説などはありません。

会社はある目的の為に存在します。
その目的が経営理念ですが、これをおろそかにしている企業が多いです。経営理念を作成して壁に貼っておくだけでは駄目で、理念を社員に浸透させなければ駄目ですが、まずは経営理念をはっきりさせることが重要です。

自社の経営理念を考え直すときの参考になります。