ノルウェー出身の3人組ユニットのデビューアルバム。キャッチーなイントロの<1>を引っさげて登場。アニメーションを駆使した画期的な手法のビデオクリップは、斬新でエンタテイメント性に富み、MTVなどでは連日オンエアされ、大きな話題を集めた。それが視聴者の購買意欲を刺激し、結果、チャート1位を獲得する大ヒットとなった。
一躍アイドルに祭りあげられたものの、彼らのソングライターとしての正当な評価は陰に隠れてしまった。まずはかつての虚飾を排除して聴くと、優れたアーティスト集団であることがよくわかる1枚だ。(春野丸緒)
名盤
★★★★★
「Take on me」のPVで魅了された者の一人で
「Headlines & Deadlines -The Hits of A-HA」のDVDだけ持っていたのですが
ライヴに行ったら1stアルバムを聴きたくなって、今更ですが購入しました。
懐かしさという価値も加わってはいますが、改めて聴いて、
「Take on me」や「The Sun Always Shines on TV」などのメジャー曲以外の曲に
20年以上前に聴いていた時とまた一味違う、新鮮な魅力を感じました。
今聴いても良いと思えるのだから、やはり名盤です。
aーha解散(T.T)
★★★★★
ギンギンのアメリカンミュージックとは対象に、どこか哀愁漂う雰囲気が、日本でも受けた理由だと思う。
だめだ・・このアルバムには言いたいことがありすぎて・・
and you tell me を聴くと 暖炉で暖まっているような気分になる。
初恋をしたころを思い出す。
living a boy's adventure taleや、hunting high and lowを聴くと、
故郷の寒い、秋や冬の夕暮れを思い出す。
SONYのHFーESとかいうカセットにこのアルバムをダビングして、
当時のでっかいウォークマンで聴きながら、
雪の降る、寒くて暗い冬の通学路を、
背を丸めながら通っていたなあ・・
レビューっぽいことが全然書けない;
そう、このアルバムは、そして当時のaーhaは「冬」や「寒」、「雨」のイメージです。
その暗いイメージの中にも、勇気づけられるような「テイクオンミー」
これらの雰囲気が好きな方にもおすすめします!
音楽的に革新的とか、そういうことではないですが、このアルバムは私の人生において一番大切なアルバムです。
夢にあふれていた80年代に、love is reasonを聴きながら、タイムスリップしよう!
変な文章ですみません・・今までありがとう!aーha
衝撃的な PV&超POPナンバー! 突如現れたNEW STAR
★★★★☆
デビュー・シングル「TAKE ON ME」を全米トップに送り込んだa-haが、その時期にAMERICAで行われた音楽祭典で オープニングを務めた時の事。 モートンが緊張しまくりで声が 震えまくっていたのを覚えている。 そりゃーそうだよ、デビューしてすぐに イキナリそんな大舞台でヤレって言われたって・・・かわいそーにねぇ。 でもすごく光栄な事なんですけどね。 MTVが主流のこの時期 a-haのPVは群を抜いて素晴らしいものだった。 軽快なPOPナンバーの魅力と共に大注目され SINGLEはチャートを駆け上がった。 そして待望のこのALBUM。 期待を裏切らない良質なPOP ALBUMだった。 作り手側の作品制作に対する誠実さが表れている とても丁寧な仕上がり。 説明要らずの大ヒット曲【1】をオープニングに 勢いと自信に満ちた1st ALBUMはスタートする。 【2】シングル・カットされた曲。 ミステリアスな雰囲気をまとうクールなナンバー。 今後、ROCK色を強めてゆく彼らの作品の流れを予感させる曲。 【3】ALBUM TITLEナンバー。 SINGLEカットされました。 私のイメージは東北の海(笑) 何でだろう?・・・いい曲ですよ。 後半バッ!とリズム隊が入って来るまで 淡々と進められるモートンのヴォーカルがいい。 【4】アレンジが面白いね。 モートンの”良い声”を生かした好TRACK。 【5】この曲大好き。 この作品の中で私の一番。 優しいトーンのヴォーカルと絡む 絶妙なサウンドが見事にマッチしたTRACK。 LPではここで前半が終る。 【6】 【1】の対をはる曲。 もう1つのハイライト。 勿論SINGLEとなった。 PVも続編っぽい内容だった気がする。 カッコよさを前面に押し出したサウンド作りが耳をさらう。 【7】なんか童話か何かを 読み聞かされてるような気になる ホンワカした小品。 【8】はじけたPOPなナンバー。 なんかこの曲の”音”を聴いてたら、日本の小室さんを思い出した。 【9】この曲もさり気なくカッコイイ。 ここでも凝ったアレンジを聴かせる。 MODERN POPなんて言えば 今ではイケてなく聞こえるが 当時はそんな表現がピッタリだったなぁ。 【10】a-haとのアドベンチャーも このラスト・ナンバーで終わりを迎える。 エニグマっぽい始まりだなァ(笑) 勿論コッチが先だが・・・メロディが印象的でつい 聴き入ってしまう 不思議な魅力を持つナンバー。 最近、解散したんだよね。 後期の作品も持ってるが 80年代のALBUMに思い入れがある分、聴くモノがどうしてもこの辺に偏ってしまう。 青春だったしね。 このALBUMで若き私たちをワクワクさせてくれたa-haに 感謝と「お疲れさま」を・・・GOOD-BYE a-ha
ハイ・クオリティで、硬派なデビュー盤!
★★★★★
カラオケには必ず入っている「Take on Me」収録の、a-ha、衝撃のデビュー盤です。
Billboardチャートで「Take〜」が登り詰めてしまったものですから、大抵の方々は、「ああ、あのa-haか…」と誤解を受けそうですが、さにあらず。「Take〜」は、a-haの一面にしか、過ぎません。
余りに出色な楽曲が揃い過ぎてしまったがために、後のアルバムにご興味を示されない方々が多いようですが、本作も、a-ha全アルバムの1作と捉え、彼らの本質に迫ってみては如何でしょうか。
因みに、ボクは、Trk.5「Living a Boy's Adventure Tale」も、好みです。
全編を聴いて気付かされた良さ
★★★★☆
'80s中期、北欧(ノルウェイ)から世界に飛び出たa-haのデビューアルバム('85年作)。軽快なSynthサウンドとサビで聞くことができるモートン・ハルケット(vo)の清々しいファルセットで、誰しもが惹かれた[1]は、時のMTVで嫌と言うほどオンエアされた秀逸なPVも手伝って大ヒットしました。
恥ずかしながら、私自身はリアルタイムではこのシングル・ヒットのみに気を取られていたのですが、アルバム自体が年間チャートで上位に位置したということは、やはりトータルで良いものがあったのでしょう。後年になってようやく全編に耳を通し、その作りの上手さに気付かされた次第です。
シングルカットされたか否かは別としても、個人的にはイイなぁと思う楽曲が幾つも含まれており、例えば[2]でのM.ハルケットの力強いヴォイス(誰かのvoスタイルに似てますね(^^;)、一転して[3]のような曲ではそのvoスタイルをまた一変させて歌い上げる等、やはり"通し"で聴かないと見逃してしまう良さのようなものがあるのですね。
若々しさがあるのは当たり前としても、'80sに出てきた多くのバンドの中でも個人的には記憶に残るバンドの1つです。