同じ著者の前著は読んでいたが・・・
やっぱりファシリテーターはロジカルでないといけないと痛感。
もちろんロジカルなだけではダメなのだが、そう言えるのはロジカルな思考が出来て、その限界がわかっていればこそなのだろう。ちょっと反省。

まずは思考停止していたことを自覚しなければ。

論理思考の本は掃いて捨てるほどあるので、重要なのは差別化だ。
その観点で見ると、この本の特長は３つある。

(1)論理的に「見る／聞く」ポイントが解説されている。
　　「考えるために必要な情報を集める」という説明には納得。

(2)ロジックツリーの解説が実践的かつ現実的。
　　ピラミッドストラクチャーとの違いや、MECEのモレとダブリの優先順位等、今まで何かモヤモヤしていたものが晴れた。

(3)「このあと」の示唆がある。
　　基本と応用を身につけた後、それをどう維持・向上させるのか、そしてどうやって周囲に良い影響を与えるのかが明確。

以上の点から特に若手におすすめしたい一冊だ。

ということでさっそく本書の「エレベータートーク」を実践してみたつもりだが･･･デキはどうだろう？（笑）