ムダを認識することから始めよう!
★★★★☆
「ムダに喝!」とは言い得て妙!実際に声に出して怒鳴ってみましょう、自分の周りのムダを何となく排除出来そうな気になって来ます。某雑誌に連載されていることを知ってから、いつかこの本が世に出ることを心待ちにしておりました。生産現場のムダに始まり、果ては人類のエネルギーの浪費にまで言及しています。しかし、製造業を営む身として少々矛盾を感じることもあります。我々の生産活動そのものがモノ余り社会を助長し、マクロ的に見るとムダに思えてしまうことです。しかし食っていくためには何かを造り世の中に提供し利潤を得て欲しいものを買う、欲望を満たす、人類とはそもそも矛盾と背中合わせで生きているのか?と考えさせられてしまいます。