逆に言えば、ある程度の予備知識があれば非常にエキサイティングで面白い。著者の言葉で言えば、臨界値を超える量の知識があれば相転移が起きることだろう。その意味ではお薦めの本である。
少なくとも私は7章をとても面白く読んだ。7章を勇み足ととるか脳科学の未来へ向けた問題提起と見るか、読者にその判断が任されている。