大人が見ても楽しい洒落たドラマ
★★★★☆
放映時も毎週欠かさず見ていたが、印象的な作品だったので再度見たいと思いDVDを購入した。
まず、それぞれ主演級の女優が4人出ているキャスティングは特筆物。目新しさだけがウリのアイドル系の人気俳優が出ていない所も安心してみていられる。
ストーリーはやや破天荒だが、人気脚本家の作品だけに一つ一つのセリフの面白さが際立っている。下手をすればただのハチャメチャ劇になりそうな人物設定もツボを押さえたもので、大人の鑑賞にも堪えうる作品だと思う。
桃井さんが、ウケル
★★★☆☆
このドラマは、出演している、女優、俳優が、バランス取れていたと思う。(長谷川京子は除く)鈴木京香のテンパリぶりの、演技や、桃井かおりのハイテンションで、とげのある、精神不安定の役どころ、吹石一恵の若妻で、ちゃらんぽらんな女性の演技、は、バランスが、取れていた。でも、長谷川京子は、本当に大根役者だと、実感できた、ドラマでもあった。このひとは、何をやらしても、(役柄)下手くそ。
さすが、女優『桃井かおり』
★★★★★
まず、桃井かおりが久々に連ドラ登場すると言うことで今期一番期待していた作品。普段は期待しすぎると逆につまらなくなるドラマが多いが、このドラマはすごく面白かった。何が面白かったのかと言うと、4人のコミカルな掛け合いや練に練られたサスペンス、人間の心の闇や秘密、大人の友情などあらゆる要素を持ちながら、うまく調和され軽快なタッチで書かれた脚本や登場人物のキャラクターがそれぞれ引き立っている所が視聴者を見やすくさせていたところが大きい。某局の『ファーストキス』を書いた脚本家とは思えないくらい面白い作品だった。見た目や設定は『デスパレートな妻たち』にそっくりだけどストーリーはまったく違う。特に2話の後半から最終回に向けてのジェットコースターのようなサスペンス展開に驚愕してしまった。このドラマの楽しみ方として、1話や2話は『4人のコミカルな掛け合いや桃井劇場を楽しむ』そして3話の後半から『本格サスペンスを楽しむ。』と言う感じだ。花嫁失踪という小さなSCANDALがそれぞれの人生を揺るがすような大SCANDALになるとは1話からは想像もつかない。そして最終回は全ての謎が解け&+αそれぞれの人生の再スタートが描かれている。HEROESのCMではないが、このドラマにあえてキャッチコピーをつけるとしたら「第3話、あなたは必ず『えっ!?』となる。」だ。最後にこのドラマを見て思ったことは、『桃井かおりという女優は本当にすばらしい』と言うことを改めて感じだ。
手練れのシナリオと豪華女優陣のベストマッチング‾!
★★★☆☆
一人の女の結婚式を起点としてお互い顔もしらなかった四人の主婦たちの間に不思議な友情が芽生えていくミステリー仕立ての物語。うんと短くまとめてしまえばそんなドラマ。プロットはそこそこ面白いかもねというレベルですが、台詞の洒脱さ、キレがすばらしくそれが
このドラマを一級のエンタテインメントたらしめています。四人が互いにひかれあったり、一転反目しあったり、でも最後には…といった展開は緊張感を保ち飽きさせません。ささいな言葉の使い方も実に自然で、シャレているのにわざとらしさがありません。もちろんそんな脚本を生かすのも殺すのも役者陣にかかっているのですが、女優さんたちの演技も目をみはるものがありました。狂言回し(?)を兼任する鈴木京香は良識・理性を具えた良妻賢母なんだけどそんな自分の生き方に疑問も持っている上品な主婦を、吹石一恵は結婚は手段とドライに割り切って贅沢な暮らしを謳歌しつつも愛を渇望するセレブ妻を、長谷川京子は依頼心の強さを貞淑さでごまかそうとする官僚妻を、そして大御所・桃井かおりは気丈に振舞いながらも過去の不幸からふっきれないでいる敏腕秘書を、とそれぞれが見事に演じきっていました。最近とみに少なくなってきた“大人の鑑賞に堪える”ドラマだったと思います。(日曜9時という放映時間が適当だったのかはちょっと疑問ではありますが…)
ゴージャスで、笑えて、サスペンスも手堅く・・・、出演者も脚本も素晴らしい作品
★★★★★
正直、あまり期待せず見始めましたが、(翌日は仕事というのに)日曜日の夜がこんなにも待ち遠しくなるとは・・・。とにかく毎回面白かった!
とにかく、脚本の良さと演技陣の熱演が光りました。脚本の井上氏は、底の浅いドタバタ劇になりかねなかった題材を、唐沢版「白い巨塔」同様に骨太なストーリー展開と計算され無駄のないセリフで見事な仕事ぶり。
主役の女優4人も同じ。かなりの体当たり演技に挑戦しながらコメディエンヌとしての本領発揮の鈴木京香、子供二人を両手に連れた姿がミョーに似合う“薔薇姫”ハセキョー、安定した暮らしが変化する有様を懸命に演じた吹石一恵も。戸田菜穂の終盤の追い込みも見事でした。でも秀逸は、やはり桃井かおり。普段着の(ラモーンズ、KISS等多数)ロックバンド名Tシャツを頻繁に着替えたのは、“引きこもり息子”との距離を縮めたいとの心情の表れか、アドリブとおぼしきセリフを要所で繰り出し芝居全体の緩急をつけてしまう、特に刑事役の小日向文世との応酬は最後まで見所満載でした。井上氏が出演を懇願したという理由も分かります。
そして、女性達がぶつかりあい、助け合いながらようやくたどりついた先は・・・。
ぜひとも、DVDを買って反芻したいところですが・・・、
10話で2万円近い価格って、いくらなんでも高過ぎる、ぜひ価格の見直しをお願いしたいですね。